Windows 11 を
規格外のPCにインストールする方法

2021年09月現在の内容なので、今後変更になる可能性があります。

2021年10月5日に正規版がリリースされますが、正規版でここの手法が使えるかどうかは不明です。


システム要件を満たすPCに対しWindows10から無償アップグレードができるようです。

しかし、要求されるシステム要件はかなり厳しく、私が使用しているデスクトップもノートパソコンも満たしておらず、Windows11にアップグレード出来ないことになります。

この規格外のPCにインストールする方法が見つかりましたので整理してみました。

2021年9月は、実際にインストールできるか否かの確認のみ。
確認終了後はWin10のバックアップから復元しました。
製品版がリリースされたら再度インストールする予定。

  1. Windows11 にアップグレードするためのシステム要件
  2. システム要件を満たしていないPCを使用
    • EPSON Endeavor PT100E(2013年製)>成功
    • TOSHIBA dynabook B552/H(2013年製)>成功
    • VMware Workstation 16 Player(仮想システム) >成功
  3. システム要件を満たさないPCにインストールする方法
    1. Windows10 とだまして インストールする方法
      (対象 Windows 7、8.1、10)
      1. Windows10 の isoファイルをダウンロード
      2. Windows11 の isoファイルをダウンロード
      3. インストールメディアを作成(USBメモリ)
      4. Windows 10 と 11 から新たな Windows11 を作成
      5. Windows11 を インストールする
        2021年9月現在、新規アップグレードのいずれもインストールが可能でした
    2. レジストリを変更して インストールする方法
      1. 新規インストールのみ可能(2021年9月現在)
      2. Windows11 の isoファイルをダウンロード
      3. インストールメディアを作成(USBメモリ)
      4. USB/DVD から Windows11 のインストール

Windows11 にアップグレードするためのシステム要件

PC にインストールするためのシステム要件の概略は、

  • プロセッサ: 1GHz 以上で 2コア以上の64 ビット互換
    Intelの場合は「第7世代Core」以降
    AMDのの場合は「初代Ryzen」以降
  • RAM: 4GB 以上
  • ストレージ: 64GB 以上の記憶装置
  • システム ファームウェア: UEFI、セキュア ブート対応
  • TPM: バージョン 2.0
  • ビデオカード: DirectX 12以上(WDDM 2.0に対応)
  • ディスプレイ: 9型以上で8bitカラーの720p以上

私のPCで引っかかったのが上記の赤色の部分

これらの要件の中には、PCを最新の物に買い替えないと満たせないものがあります。


PCのシステム要件を簡単にチェックできるアプリが掲載されているので利用させていただきました。

インストールせずに実行でき大変便利なのでリンクを貼っておきました。
WhyNotWin11
(ページの中央より少し下の「Download」Download latest stable releaseをクリックしてダウンロード)

システム要件を満たしていないPCを使用

要件を満たしていない 規格外のPCばかり所有しています。

EPSON Endeavor PT100E(2013年製)
TOSHIBA dynabook B552/H(2013年製)

2013年製の液晶一体型パソコン EPSON Endeavor PT100E を使用。

2013年製のノートパソコン TOSHIBA dynabook B552/H を使用。

いずれも、Windows10 を Windows11 にアップグレードがうまくいきました。


規格から外れたシステム要件(Endeavor PT100E の場合)

Windows 11 にアップグレード完了後のスクリーンショットです

対策をしたWindows11を使用してインストールすると、右側面の「ガジェット」や、左下の「クラシックスタートメニュ-」もそのまま使用出来ました。その他のアプリも正常に動作しています。

EPSON Endeavor PT100E


TOSHIBA dynabook B552/H


VMware Workstation 16 Player(仮想システム)

Windows10 とだまして Windows11 にアップグレードする方法
(対象 Windows 7、8.1、10)

要件をすべて満たしていない規格外のPCにインストールする方法を検索すると、裏技を使った方法を紹介している方がおられ、利用できそうなのでまとめてみました。

しかし裏技を使った方法でインストールするには危険が伴いますので、自己責任で実施し、PCのバックアップをしっかり取っておく必要があります。

私は、Windows10からWindows11に直接アップグレードする方法を参考にしました。

Windows10 の isoファイルをダウンロード

  1. Windows 10 のダウンロード にアクセス
  2. [ツールを今すぐダウンロード] をクリックしてMedia Creation Toolをダウンロード
  3. ダウンロードしたらexeファイルを右クリックして「管理者として実行」をクリック
  4. ユーザーアカウント制御画面が表示・・・「はい」
  5. ライセンス条項が表示・・・「同意する」
  6. 「実行する操作を選んでください」の画面で
    「別のPCのインストール・・・」にチェック・・・「次へ」
  7. 「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」
    自分用に設定して・・・「次へ」
  8. メディアの選択画面・・・「ISOファイル」を選択
  9. Windows10の ファイル保存先を選択/確認し「次へ」
  10. ダウンロードが始まり、5~10分かかります

Windows11 の isoファイルをダウンロード

Microsoftから Windows 11 の ISOイメージファイルを配信開始。

  1. Windows Insider Preview Downloads にアクセス
  2. ページ右上の人物アイコンをクリックし、Microsoftアカウントでサインインします
  3. 画面下の「Select edition」で必要なエディションを選択し「Confirm」
    私は、Windows11 Insider Preview(Bata Channel)を選択しました
    • Dev Channel・・・新しい機能をいち早く試せるが、安定性が低い
    • Bata Channel・・・早く使ってみたい人向け。Devより安定性が高い
  4. 言語「Japanese」を選択して、「Confirm」
  5. 「64-bit Download」をクリックし、保存場所を指定してダウンロード
  6. この時点でダウンロードした ISOイメージファイルは、約5GBでした

インストールメディアを作成(USBメモリ)

ダウンロードした Windows11 ISOイメージファイルからインストール用USBメモリを作成しました。

  1. 起動用USBメモリ作成に アプリ Rufus を使用しました
    Rufus のホームページに詳しい説明があります
  2. 使用するUSBメモリをパソコンに挿します(8GB以上)
  3. アプリ「Rufus」を起動します
    • 「デバイス」で使用するUSBメモリを選択
    • 「ブートの種類」の選択で、ダウンロードした Win11 ISOファイルを選択
    • 「パーティション構成」は「MBR」
    • 「ターゲットシステム」は BIOS(またはUEFI-CSM)
    • 「古いBIOSのために修正を追加」にチェック
    • BIOS ID で Rufus の MBR を作成 にチェック
    • ボリュームラベル「Windows 11」
    • ファイルシステムは「NTFS」
    • クイックフォーマット にチェック
    • 「スタート」をクリックすると作成が始まります
      USB3.0 のメモリで5分弱かかりました
  4. 以上で、Windows11のインストール用USBメモリが出来上がります

Windows 10 と 11 から新たな Windows11 を作成

  1. Windows10の .isoファイルを展開するとフォルダやファイルが並んでいます
    Windows 8以降ならエクスプローラでISOファイル名をダブルクリックすると自動的にDVDドライブのようにマウントされます
  2. この後の作業は、エクスプローラを使用します
  3. Windows10の .isoファイルを展開してできた「sources」フォルダ内の「Install.esd」ファイル以外を選択コピーします。
    コピーの操作手順は、
    • 「sources」フォルダを開き、中のいずれかのファイルを一度クリックし、「CTRL」+「A」を同時に押してすべてを選択した状態にします
    • 次に再度「CTRL」を押したまま、「Install.esd」をクリックしてこのファイルだけ選択を解除します
    • 選択されたいずれかのファイルの上で、右クリックして表示されたメニューの「コピー」をクリックすると、選択された全てのファイルがコピーされます
  4. USBメモリに保存したWindows11の「sources」フォルダをクリックして中のファイルを表示させます。
    この時、「Install.win」ファイルが使われていても問題ありません
  5. USBメモリに保存したWindows11の「sources」フォルダを右クリックして表示されたメニューの「貼り付け」をクリックすると、Windows10で選択コピーされた全てのファイルが、Windows11の「sources」フォルダ内にコピーされます
    メッセージが表示されたときは「同名のファイルを上書きする」で続行すること
  6. このUSBメモリを使用すれば、新規アップグレードのいずれもインストールが可能で、他のPCにWindows11をインストールする時にも使用できます

新しいWindows11 を入手した時は簡単に上書き

USBメモリを使用しているので、新しいバージョンのWindows11 を入手し置き換えたい場合は、USBメモリのWindows11 の「install.wim」に新しいバージョンの「install.wim」を上書きするだけで作成できます。

install.wim と install.esd のように拡張子が異なる場合は、USBメモリのWindows11 の「install.*」と同じ拡張子に変換して使用します。
変換は下記の 「相互変換する方法」を使用すれば簡単です。

DVDの場合は、書き換え可能なDVD-RWであれば、同様の手順で書き換え可能です。

install.wim と install.esd を 相互変換する方法

Windowsファイルのバージョンにより異なる install.* ファイルが使用されていました。

今後、install.wim と install.esd を 相互変換する必要が出たときは下記の手順で実施できます。

今回使用させてもらったアプリ「NTLite」は相互変換が可能なので応用が利きます。さらに色々な機能を持っています。

操作が非常に簡単なので助かりました。


今回は、Install.wim を install.esd に変換してみました。

  1. NTLite をダウンロードする(NTLite_setup_x64.exe)
  2. NTLite をインストールする
  3. Windows11 の install.wim を一旦わかりやすい場所に保存しておく
  4. NTLite を起動し、「Image」>「Add」の下の▼をクリックし「Image file(WIM,ESD,SWM)」をクリック
  5. ファイル選択の画面が開くので、install.wimを選択して[Open]
  6. 読み込むと下記のような表示となりましたので、矢印の行をクリックします
  7. 矢印の Convert のアイコンが有効になるので▼をクリックして表示されるメニューの「ESD(High compre・・・」をクリック
  8. ファイルを置き換えるか等の確認画面が開くので確認を進めると、ファイルの保存場所を指定する画面が開くので、選択指定します
  9. 変換が開始されてから終了するまでしばらく待ちます(10~20分)
  10. 指定した保存場所に、 install.esd が作成されます

Windows11をインストールする

Windows10のインストールを装い、Windows11をインストールします。

  1. EPSON Endeavor PT100E の Windows10をアップグレード してみました
  2. 要件を満足してないPCでも、普通の手順でインストールできます
  3. PCのWindows10を起動した状態で、作成したUSBメモリ内の「setup.exe」を右クリックして「管理者として実行」
  4. 以後通常の手順で「インストールの種類を選んでください」で
    「アップグレード」か「カスタム(クリーンインストール)」を選択出来ます
    • アップグレード:Windows をインストールし、ファイル、設定、アプリを引き継ぐ
    • カスタム:Windows のみをインストールする(詳細設定)
  5. インストールを開始すると「次の作業が必要です」というメッセージが出てインストールできない時は、表示されたメッセージを残したまま、インストールできない時の対処方法 を行います
    対処できれば次の作業に進めます
  6. PC起動時にUSBメモリから起動してインストールすることもできます
  7. 今回は、作業手順の途中の引き継ぐ項目の選択で「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックを入れてアップグレードしました
  8. インストール画面にWindows10と表示されますが、実際はWindows11がインストールされています
  9. Windows10を Windows11に アップグレードが成功しました
    右側面の「ガジェット」や、左下の「クラシックスタートメニュ-」を含め全てのアプリがそのまま使用できました。


    (インストールしたWindows11のバージョン情報)
  10. 今回のインストール後の更新プログラムは、メッセージが表示され更新できました
  11. しかし、Windows11の正式リリース後にもこの方法が使えるか不明
  12. さらにその後のWindows11のバージョンアップが正常に行えるかも不明

レジストリを変更して インストールする方法

レジストリに変更を加え、必要なシステム要件を回避してインストールします。

今回のレジストリの変更では、セキュア ブート と TPM のチェックを回避します。

2021年9月現在、CPU等の数件の要件も満たしていませんでしたが、インストールできました。

私のPC環境では新規インストールのみ可能でした

Windows10とだましてインストールするより作成の手間がかからず、Windows11のISOファイルをそのまま使用できます。

しかし、作成の手間はかかりますが、Windows10とだましてインストールするほうが私には向いていました。

Windows11 の isoファイルをダウンロード

Microsoftから Windows11の ISOイメージファイルを配信開始。

  1. Windows Insider Preview Downloads にアクセス
  2. ページ右上の人物アイコンをクリックし、Microsoftアカウントでサインインします
  3. 画面下の「Select edition」で必要なエディションを選択し「Confirm」
    私は、Windows11 Insider Preview(Bata Channel)を選択しました
    • Dev Channel・・・新しい機能をいち早く試せるが、安定性が低い
    • Bata Channel・・・早く使ってみたい人向け。Devより安定性が高い
  4. 言語「Japanese」を選択して、「Confirm」
  5. 「64-bit Download」をクリックし、保存場所を指定してダウンロード
  6. この時点でダウンロードした ISOイメージファイルは、約5GBでした

インストールメディアを作成(USBメモリ)

ダウンロードした ISOイメージファイルからインストール用USBメモリを作成して使用します。

今回はUSBメモリを使用しました。16GB以上あれば使用できるようです。

  1. 起動用USBメモリ作成に アプリ Rufus を使用しました
    Rufus のホームページに詳しい説明があります
  2. 使用するUSBメモリをパソコンに挿します
  3. アプリ「Rufus」を起動します
    • 「デバイス」で使用するUSBメモリを選択
    • 「ブートの種類」の選択で、ダウンロードしたISOファイルを選択
    • 「パーティション構成」は MBR
    • 「ターゲットシステム」は BIOS(またはUEFI-CSM)
    • 「古いBIOSのために修正を追加」にチェック
    • BIOS ID で Rufus の MBR を作成 にチェック
    • クイックフォーマット にチェック
    • 「スタート」をクリックすると作成が始まります
      USB3.0 のメモリで5分弱かかりました
  4. 以上で、Windows11の起動用USBメモリが出来上がります

USB/DVD から Windows11 のインストール

今回は、作成した Windows11 の 起動用USBメモリ を使ってインストールしました。

  1. USBメモリからPCを起動してインストールします
  2. インストールを進行すると「このPCではWindows11を実行できません」と表示されてしまいますので、その前にレジストリを編集します
  3. インストール時に「インストールする言語」等を設定する初期画面が表示されたら、
    [Shift]キーと[F10]キーを同時に押してコマンドプロンプトを起動する
  4. 「regedit」と入力して[Enter]でレジストリエディタが開く
  5. 左列のツリーから[HKEY_LOCAL_MACHINE] → [SYSTEM] → [Setup]を順にクリック
  6. [Setup]の上を「右クリック」しメニューが表示されたら
    「新規」→「キー」を選択
    • 左列の[Setup]の下に「新しいキー」というフォルダが出来るので、
      「LabConfig」と名前を変更しリターンキー
    • 「LabConfig」をクリックし、右側画面の空白部分を「右クリック」してメニューが表示されたら
      「新規」→「DWORD (32ビット)値」を選択
    • 右列に新しいDWORDが出来るので四角い枠がある状態で
      名前を「BypassTPMCheck」に書き換えリターンキー
      四角い枠が消えた時は、新しいDWORDの上をダブルクリックすれば編集できます
    • 「BypassTPMCheck」を左ダブルクリックし、「値のデータ」欄に 1 を入力してリターンキー
  7. 再度左列の「LabConfig」をクリックし、右側画面の空白部分を「右クリック」してメニューが表示されたら
    「新規」→「DWORD (32ビット)値」を選択
    • 右列に新しいDWORDが出来るので四角い枠がある状態で
      名前を「BypassSecureBootCheck」に書き換えリターンキー
    • 「BypassSecureBootCheck」を左ダブルクリックし、「値のデータ」欄に 1 を入力してリターンキー
  8. 右上の「×」で レジストリエディタ を終了する
  9. コマンドプロンプト画面に戻るので、右上の「×」で終了する
  10. インストールの初期画面に戻るので、あとは通常通りのインストールの手順を進めます

インストールを開始すると「次の作業が必要です」というメッセージが出てインストールできない時の対処方法

インストールを開始すると「次の作業が必要です」というメッセージが出てインストールできない時の対処方法の一例です。



  1. この画面を残したまま、指摘されたアプリをアンインストールして、この画面の「戻る」をクリックすれば次の作業に進めます
  2. 既にアンインストールしているが、アプリの残骸が残っているか、又は他のアプリが勝手にインストールしたのが残っている場合
    • Everything というファイル検索アプリを利用してファイルを見つける
      Everything にはポータブル版があるので手軽に使用できます
    • 上記のメッセージの例の場合は、アプリ画面の最上段の検索窓に
      「VirtualBox」と入力して関連ファイルを見つける
    • 表示された一覧ファイルから問題なさそうなファイルを削除する
    • 「Windows 10 セットアップ」のメッセージ画面の「戻る」をクリックすれば次の作業に進めます
    • 再度同じメッセージが出る場合は、検索ファイルをさらに削除して繰り返す