自分で育てている果物の作業記録を整理。
鉢植えをメインに果物を育てています。
各品種の特徴や、剪定方法をまとめました。
不精な私に便利な「自動水やり機」の紹介もしています。
   

スモモ 特徴・剪定・育て方

これは色々な資料から得た内容を
自分がわかり易いように、勝手に自分流にアレンジしております。

鉢植えを基本に整理しております。
実のつきかた

スモモは育てやすいのですが、一本ではあまり結実しません。

相性の良い、サンタローザ、ソルダム、大石早生 等を一緒に植えて人口受粉するのが一番確実に収穫できます。

スモモはウメと同じように、2年目以上の枝にある充実した短果枝、なかでも花束状短果枝に果実が結実する。

6~8月頃花芽の分化が始まり、来年花が咲いて実がなります。

しかし10cm以上の中果枝、長果枝に付いた実は止まりが悪く落ちてしまうことが多い。

下の画像は花芽をわかりやすく赤色にしている。

左右に伸びているのが2年目以上の枝で、付け根付近から順に花束状短果枝、短果枝、中果枝、長果枝となり、中果枝と長果枝は花が咲いても実が付きにくいそうです。

果実の中に硬い核がありその中に種が入っている種類を核果類の果樹といいます。

核果類では、基本的には枝の先端の芽(頂芽)は葉芽となり、枝の側部に花芽と葉芽がつきます。

肥料

元肥は11月下旬~12月頃の、落葉した時期に施肥します。

有機肥料8-8-8(数字は窒素・リン酸・カリウムの含有率)を適量与えます。
(庭植えの場合は1本に対し5kg位だそうです)

肥効の狙いは2月中旬の根の活動から始まって3~4月の新梢(しんしょう)伸長期にかけてのものです。

5~6月にあまり肥料が効きすぎると、果実がなかなか熟さなかったり、ひどい場合には生理落果を引き起こしたりしてしまいます。

少し早いように感じますが、時期からあまり遅れすぎないように気をつけましょう。

果実がたくさんなっている6月や7月に肥料を欲しているように見えるかもしれません。よほど弱っているようであれば5月に追肥をしますが、基本的に必要ないでしょう。

鉢植えの場合は5月にも速効性肥料を与えます


スモモ収穫後の8月頃、“お礼肥(おれいごえ、おれいひ)”とも呼ばれるお疲れ様の意を込めた追肥を施します。

使用する肥料としては「有機肥料」や「速効性の化成肥料」を適量与えます。
(庭植えの場合はおおよそ1キロ程度だそうです)


なんらかの原因で実がならなかったスモモには、お礼する必要はありません。スモモはとても勢いのある果樹ですので、勢いが強すぎて結実していないというパターンが多いのです。“お礼肥抜き”の方が来年に期待できます。

剪定

■品種による剪定の違い

  • ソルダム
    枝の発生が少なく、樹勢が弱くなりがちなので、主枝は若木の頃から強めに剪定し、側枝の発生を促します
  • サンタローザ、太陽
    先端部からの新梢の発生数が多いため、剪定は軽めにします
    直立生が強く、樹高も高くなるため、主枝や側枝を横に誘引すると、管理がしやすくなります
  • 大石早生
    樹勢が強く、結実までがほかの品種よりも長いため、軽めの剪定を心がけます


通常は、完全に落葉した後、12月から翌年3月の発芽前までに行います。

長い枝に咲いた花には実がつきにくいので、満開になっても実が無いことが多い。

実をならせるには、短い枝を作ることがポイント。

今年発生した短い枝に花芽がつき、来年実がなります

枝を1/3や半分の長さで切ってしまったら、また同じ長さの枝が出て、いつまでも中果枝や短果枝は出来ない。

しかし、花芽ばかりをもつようになると、樹勢が低下することがあるので、全体のバランスを見て強めに剪定を行う枝も必要です。

強めに剪定を行うと剪定した枝の先から新しい枝が発生します。


●実をつけるための剪定

  1. 1m以上伸びた枝 ・・先端の1割程度切り詰める
  2. 30~90cm伸びた枝 ・・先端の2割程度切り詰める
  3. 10~30cmの枝(中果枝) 実がある程度付く
  4. 10cm以下(短果枝)実がつきやすい


このように軽い剪定を行うと、短果枝や中果枝が発生しやすくなります。

今年発生した短果枝や中果枝には6~8月頃花芽の分化が始まり、来年花が咲いて実がなります。

しかし の枝が多すぎる時や邪魔になるときは根元から間引きます。

このように切り詰めた枝を10~30cm間隔で残し、他の細い枝は、根元から切り捨てる。

木の全体に日当たりが良くなるようにするために、花芽のついていない太い枝などを間引くように剪定する事も大事です。

ただし、葉が少ないと生理落果しやすいので、葉をたくさん茂らせるようにします。

●夏の選定

“花芽分化”の6~8月頃には徒長枝だらけになっているはずです。

徒長枝がたくさん茂っていると、花芽を持つ枝に光が当たらなくなってしまいますから、6~7月頃にこの徒長枝だけを切除しておくと来年の花芽も増え、冬の剪定も楽になります。

受粉(4月初旬)

スモモの開花時期は桜と同時期で、4月初旬となります。

確実に受粉するためには、花が開花して1週間以内に2回受粉する必要があるそうです。

雄しべの先にある葯(やく)から花粉が出ている必要があります。

しかし開花初日や低温の日は葯が開いておらず花粉が無いかもしれません。

ルーペなどで花粉が出ているか確認してから作業を行います。

確実に受粉するためには、開花したらすぐ、花から雄しべを採取し、20~30度で24時間から48時間温め葯から花粉を出す作業が必要となります。

葯から花粉を出す為には、雄しべをタッパーなどの容器に採取し、ヨーグルトメーカーを使ったり、ビニール袋に入れ、太陽光や車のダッシュボードに置いて温めてやる方法を利用します。

受粉作業には、100円ショップでも売っている耳かきのフワフワが便利です。

受粉時期に雨が降ると、受粉率が低下してしまうので、雄しべを採取して保温による花粉の採取が最良のようです。

雨が多そうなときは、雨よけの処置をするのも効果がありそうです。

摘果

果実が多すぎると生長した時に実がぶつかりあい、大きくなれません。また傷付いたりします。果実が親指位の大きさの頃に摘果を行います。

摘果は2回に分けて行う。

1回目の摘果は、花の満開後30日頃に行い、上向きのものや発育不良果、病害虫果などを取り除く。

2回目の摘果は満開後50~60日頃に行い、最終的に小果の品種は5cm間隔に1果、中果の品種は8cm間隔に1果、大果の品種は10cm間隔に1果を残す。

  • 大果で 100g前後・・サンタローザ、ソルダム
  • 中果で 50g~70g・・大石早生(おおいしわせ)
  • 小果で 40g前後・・プルーン(シュガー)

---注意事項---

貯蔵養分が豊富にあっても幼果のうち50~70%が生理落果します。

貯蔵養分が貧弱であればさらに落果の量は多くなり、生理落果後の実止まりは30%ではおさまらず、さらには小果となります。

まずは、貯蔵養分を多くするために、お礼肥えを適切に与えて秋遅くまで青々と葉をつけて、光合成による炭水化物の増加を図ることが大切です。

また、早めの摘果をおこなって貯蔵養分の無駄使いを防ぐことも大切です。

元肥で窒素肥料を与えすぎると、枝葉だけが繁茂して枝の伸びに養分が取られ、幼果中の胚の発育が障害を受けて、生理落果を助長しやすくなります。

切り返し剪定を多用すると枝の伸びが強くなり、枝葉の伸びで果実発育のための養分が取られて、生理落果が助長され実の着きが悪くなるので、間引き剪定を主体に軽めの剪定をおこないます。

収穫

収穫時期は7~8月頃になります。

樹上で完熟させ濃紺色に色付いたら一番美味しいようですが、鳥に狙われたりするので対策が必要です。

まだ青く未熟なものや、完全に色付いていないものは収穫後室温で追熟させ、しっかりと赤みを帯び、香りが立ってきたら食べ頃です。

保存方法は、乾燥しない様に新聞紙などにくるんでからビニール袋等に入れ冷蔵庫に入れておけば良いようです。

完熟したものはなるべく早く食べるようにします。