自分で育てている果物の作業記録を整理。
鉢植えをメインに果物を育てています。
各品種の特徴や、剪定方法をまとめました。
不精な私に便利な「自動水やり機」の紹介もしています。
   

りんご 特徴・剪定・育て方

これは色々な資料から得た内容を
自分がわかり易いように、勝手に自分流にアレンジしております。

鉢植えを基本に整理しております。
実のつきかた

異なる品種の花粉で受粉しないと実がつかない性質があります。

去年に短く延びた枝(2~3cm)や長く伸びた枝の先端に花芽が付き、今年花が咲いて実がつく。

りんごには「隔年結果性」があり、年ごとに成る量に差がでますので、人為的にならす量を調整すると毎年おいしいリンゴができます。

花は1箇所に数個集まって咲きます。1箇所に数個集まって咲く花の集まりを花房といいます。
花房の中の最初に咲く真ん中の花が実を大きくします。

りんごの新梢は7月上旬までにはほとんどが停止します。
新梢が停止すると来年の混合花芽形成が始まります。

混合花芽とは、外見上は1個に見える芽の中に花を咲かせる芽と葉をつけ枝として伸びる葉芽が一緒になっている芽のことです。

リンゴの混合花芽は大きいので、外観からみても花にならず葉や枝になる葉芽と区別がつきます。

花芽形成期に入ると今年の果実の肥大と来年の花芽形成のための養分との競合がはじまりますので、来年の花芽のためにも摘果作業は新梢が停止する時期までに仕上げることが大切です。

暖地では成熟期に気温が高いため、赤色系の品種は鮮やかな赤色にはなりません。
ただし味はおいしいので、赤くならなくても十分にリンゴの魅力を楽しめます。

(注意)

リンゴには「つがる」を筆頭に「ふじ」など、完熟少し前に実が落下する「収穫前落下」があります。
趣味の栽培で実の数が少ない時は、ネットを被せ落下してもネットで受けるようにするのが簡単です。

農家では落下防止剤を使用しています。
落下した果実もおいしいのですが、防止剤を使う方が無難です。ストッポール液剤、ヒオモン水溶剤などの落下防止剤が市販されています。

冬の剪定(落葉後12~2月頃)

植え付けから3年目まではあまり剪定は行いません。

その年に短く延びた枝(2~3cm)や長く伸びた枝には先端に花芽が付くので、長く伸びた枝の先端を切り短果枝を多く出すようにします。

1年で2~3cmしか伸びない枝においしい実をつけますので絶対にこの枝の先端を切ってはいけません。

花が咲いてから、摘花・摘果して調整します。

強く剪定しすぎると切った枝の先端付近から太くて長い枝(強い枝)が2~3本勢いよく伸びだして、枝が旺盛に成長するだけで花芽が着きづらい状態を生じさせてしまいます。

樹全体のバランスを崩すような強い枝は基部(枝の分岐部)から切り取る間引きせん定を主に行います。
古くなった枝や、重なり合った枝も基部から剪定します。

立ち上がっている枝を下側に引っ張って、枝を水平近くまで折れないように誘引してやると枝の成長が抑えられて花芽がつきやすい状態をつくってあげることができます。

受粉(5月初旬)

リンゴの花の寿命は、4日〜5日と短く、受粉作業の時間が限られます。

異なる品種の花粉で受粉しないと実がつかない性質があるので、相性の良い品種の花粉を用意します。

   相互に受粉に適した品種例 つがる ←→ ふじ


リンゴの花は、5つから7つまとまってつきますが、最初に咲く真ん中の花が実を大きくします。この特徴を利用して、確実に実になってほしい真ん中の花をめがけて花粉をつけます。

人工受粉を行わないと真ん中の花が確実に結実せず、収量が確保できなくなってしまうので、毎年受粉作業が必要です。

真ん中の花が咲き、周りのつぼみが大きくなったり少し開いてきたら、真ん中の花以外は摘み取ります。

その摘んだ花を集めて、花粉をとり受粉に使用します。

りんごの花粉の寿命は、乾燥材を使って密封保存すれば、冷蔵庫保存で2週間程度もつそうです。長期保存(1年)する場合は冷凍庫を用い保管します。

アルプス乙女のように小さな実がなる品種は、花を2つぐらい残します。

摘み取った花やつぼみの雄しべの先にある葯(やく)から花粉が出ている必要があります。

しかし開花初日や低温の日は葯が開いておらず花粉が無いかもしれません。
ルーペなどで花粉が出ているか確認してから作業を行います。

確実に受粉するためには、花やつぼみから雄しべをタッパーなどの容器に入れ、20~30度で24時間から48時間温め葯から花粉を出す作業が必要となります。

花粉を出す作業には、ヨーグルトメーカーを使ったり、ビニール袋に入れ、太陽光や車のダッシュボードに置いて温めてやる方法を利用します。

集めた花粉を、他の品種の花の受粉に使用します。異なる品種の開花時期が数日ずれても、つぼみの花粉が使用できるので心配ありません。

受粉作業には、100円ショップでも売っている耳かきのフワフワが便利です。

受粉時期に雨が降ると、受粉率が低下してしまうので、雄しべを採取して保温による花粉の採取が最良のようです。
雨が多そうなときは、雨よけの処置をするのも効果がありそうです。

(参考)リンゴ農家では、集めたつぼみを機械で粗く砕き、手作業で小さな目のふるいにかけて花粉を集め、乾燥機で乾燥させて使用するそうです。開葯(かいやく)作業と言うそうです。

夏の剪定(6~7月頃)

枝の先端などから出た直立した徒長枝の先端や中間付近で切り戻します。

このとき、2~3芽残して剪定すると、冬には花芽が出ます。

枝が込み合っている部分は、根元から切ります。

株の内部の日当たりや、風通しが良くなるように剪定します。

切った後に再び出てくる芽は、早めに摘み取ってしまいます。

摘果(6月下旬頃までには終わらせること)

結実後、摘果を2回に分けて行う。

最初の摘果は果実の直径が1cmくらいの頃に行い、2回目の摘果は果実がピンポン玉くらいの大きさになった頃に行う。

生理落果もあるので1回目では最終目標の倍ぐらい残しておいたほうが無難と思います。

最終的に、大玉は5~6花房で1果(葉40枚で1果)、中玉は2~3花房で1果(葉20枚で1果)、アルプス乙女は1花房で2果を目安になるべく大きく形の良い中心果を残す。

中心果が大きくなく弱い時は全て摘み取ると来年用の良い花芽となります。

花房とは1箇所に数個集まって咲く花の集まりをいいます。

たとえば3花房で1果とは、花の集まり3ヵ所分で1個の実と言うことになります。

今年実をつけた枝に出来る花芽には来年実をつけないようにする。
良い実が出来ない。

今年実をつけなかった枝に出来る花芽には来年実をつけると良い実がなる。

1年で2~3cmしか伸びない枝においしい実をつけるます。
ただしこのような枝には1年毎に実をつけるようにします。

この場合絶対に枝の先端を切ってはいけません。
花が咲いてから、摘花・摘果して調整します。