花粉の寿命 と 冷凍保存方法

花粉関連 メニュー

  1. 花粉の寿命(キウイ・スモモ・リンゴ)
  2. キウイ花粉の採取 と 冷凍保存方法
  3. スモモ授粉の相性 と 花粉の採取
  4. リンゴ授粉の相性 と 花粉の採取
  5. 授粉用ブラシ(100円均一で購入)

花粉の寿命
  • キウイの花粉の寿命は非常に短く、開花時期が1週間ずれると使用できなくなります。
    このため冷凍保存で保管しますが冷凍すれば数年持つようです
    我が家ではメスの「ゴールデンキング」の花が全て散ってからオスの花が咲くので、去年の冷凍保存を使用しています
  • スモモの花粉の寿命は、乾燥材を使って密封保存すれば、室温で1ヶ月~2ヶ月もつそうです 。
    長期保存(1年)する場合は冷凍庫を用い保管します
    地元の桜の開花より数日早く咲きました
  • りんごの花粉の寿命は、乾燥材を使って密封保存すれば、冷蔵庫保存で2週間程度もつそうです。
    長期保存(1年)する場合は冷凍庫を用い保管します

注意・・・

通常、花を集めてすぐ人口授粉する時は、その日の朝開花した花を使用します。
スモモの場合は、2~3日経った花の方が授粉しやすいと説明がありましたが、我が家で確認すると、開花後2~3日経つと花粉はかなり少なくなっていました。

半開きのつぼみは、葯から花粉が出ていないので、採取後半日ぐらい葯を乾燥させると葯から花粉がでるので、これを利用します。

キウイ の 花粉の採取 と 冷凍保存方法

画像はキウイです

  1. 開花前日の風船状にふくらんだもの、花弁が半開きしたもの、当日開花した花等に花粉量が多く採りやすい。
    あたりが暗くなってから開花が始まり翌朝に咲きそろうようなので、朝の時間がない時は夜9時ごろ蕾を収穫することもあります。
    花が開いて1日以上たった花は(花びらが少し黄色くなり)授粉能力が無くなっている場合があるので使用しません。
  2. 雨が降り花が濡れると花粉の採取が難しいので、雨が予想される時は花が濡れないように覆いをしておきます。
  3. 採取した花の花びらを手で取るか広げて邪魔にならないようにして、ハサミで先端の葯を切り取る。
  4. 紙の上に薄く広げて室温で一昼夜かけて自然乾燥させる。
  5. 花粉の殻を除き、花粉のみ精選する時は100~120メッシュのふるいを使用します(実際は花粉が小さく素人では難しいのでこの作業は行わない)
  6. 乾燥した花粉を紙に包んで、小さなプラスティックの容器に入れます。必ずシリカゲルも容器に入れて密封し冷凍庫で保管する。(お菓子を買ったときに入っている乾燥材を使いました)
    家庭の冷凍庫の場合は一番奥の温度変化が少ない場所で保管します。
  7. 使うときは冷蔵庫に2日間置いてゆっくり解凍してから使用する。授粉直前に冷凍庫から取り出すと結露し発芽率が低くなります。

スモモ の 授粉の相性 と 花粉の採取

我が家の3種類のスモモの開花が少しずつずれています。

例えば2020年は、「サンタローザ」が満開の時、「ソルダム」は7分咲、「大石早生」は2分咲 となっていました。

★授粉 の 相性 は大切なので表にしました。

母樹の品種名 花粉提供樹
ソルダム 大石早生・サンタローザ
大石早生 ソルダム・サンタローザ
サンタローザ 大石早生・ソルダム
自家授粉 10~20%台

授粉用ブラシで花を交互に触っていけば良いのですが、結構時間がかかり面倒です。


★花粉 の 採取

花が満開になった時に、花が咲き長く伸びた不要な枝をカットするか、花だけ取って、花粉を採取しておき、交互に授粉作業をした方が効率がよさそうです。

開花後2~3日経った方が授粉しやすいと説明にありましたが、花粉を採取する時は開花当日の花の方が花粉の量が多いようです

キウイと比較すると、花も小さく花粉の量も少ないので花粉集めに手間がかかります。

下記画像は「サンタローザ」の開花当日の花ですが、2~3日経つと先端の葯が小さかったり無くなっていました。

スモモの場合は、乾燥材を使って密封保存すれば、室温で1ヶ月~2ヶ月もつようなので、余裕をもって交互に授粉作業をすることができます。

花粉の採取方法は、キウイと同じ要領で実施できます。

採取したその日に使用する時は、半日ぐらい室温で乾燥させてから使用した方が、葯から花粉が出やすいようです。

リンゴ の 授粉の相性 と 花粉の採取

★授粉の相性

リンゴの花の寿命は、4日〜5日と短く、授粉作業の時間が限られます。

異なる品種の花粉で授粉しないと実がつかない性質があるので、相性の良い品種の花粉を用意します。

   相互に授粉に適した品種例 つがる ←→ ふじ


リンゴの花は、5つから7つまとまってつきますが、最初に咲く真ん中の花が実を大きくします。この特徴を利用して、確実に実になってほしい真ん中の花をめがけて花粉をつけます。

 

人工授粉を行わないと真ん中の花が確実に結実せず、収量が確保できなくなってしまうので、毎年授粉作業が必要です。


★花粉の採取

真ん中の花が咲き、周りのつぼみが大きくなったり少し開いてきたら、真ん中の花以外は摘み取ります。

アルプス乙女のように小さな実がなる品種は、花を2つぐらい残します。

その摘んだ花を集めて、花粉をとり授粉に使用します。

りんごの花粉の寿命は、乾燥材を使って密封保存すれば、冷蔵庫保存で2週間程度もつそうです。長期保存(1年)する場合は冷凍庫を用い保管します。

摘み取った花やつぼみの雄しべの先にある葯(やく)から花粉が出ている必要があります。

しかし開花初日や低温の日は葯が開いておらず花粉が無いかもしれません。
ルーペなどで花粉が出ているか確認してから授粉作業を行います。

確実に授粉するためには、花やつぼみから雄しべを採取しタッパーなどの容器に入れ、20~30度で24時間から48時間温め葯から花粉を出す作業が必要となります。

花粉を出す作業には、ヨーグルトメーカーを使ったり、ビニール袋に入れ、太陽光や車のダッシュボードに置いて温めてやる方法を利用します。

集めた花粉を、他の品種の花の授粉に使用します。異なる品種の開花時期が数日ずれても、つぼみの花粉が使用できるので心配ありません。

授粉用ブラシ(100円均一で購入)

耳かきに付いているフワフワの綿毛を授粉に使用していましたが、小さくて柔らかすぎるので、化粧用のふわふわブラシを100円均一で買ってきました。

フワフワの毛の直径が3cm程あり柔らかく使い勝手が良いです。

水彩画や書道の筆も試しましたが、これの方が直径が大きく使いやすく感じました。