ミニボート用 表差し舵(おもてさしだ)

スパンカーと併用すると、効果が大きいです。

<以前作成した 表差し舵の試作品>

★ 製作 2002年9月24日

スパンカーを作成したがNEO374の場合、表差し舵が無いとバウが風に流されてしまい、うまく風上に向かないので表差し舵を製作することにした。

8月に試作品を作り使用してきたが大変好調なのでステンレスで作り直すことにした。

試作品で使用した鉄の角パイプは肉厚が薄く強度が無かったので、今回は肉厚が約倍のステンレスを使用することにした。

使用材料
・・・ステンレス製角パイプ 25mm角 厚み1mm
・・・塩ビ板  240mm×360mm 今回は透明の板を使用した
・・・木材  ツーバイフォーを使用

下の左側の画像は折りたたんで収納した状態、右はセットした使用状態。
透明の板を使用したので見にくいと思うが、赤い矢印が大切な差し舵の部分。
常に取り付けたままだが、ボートのカバーを使用しても問題ない大きさに出来上がった。

下の画像の部分が支点となりグルッと回転してセットする。
右端の画像を見ればわかるが、回転した角パイプはベースの角パイプの頭にアタリ回転が止まる。止まる位置は差し舵の角パイプがボートの先端に当たらない位置である。画像でわかると思うがボートの先端と約1cmの隙間が空くようになっている。

組み立ては家庭用の溶接機を使用して溶接してある。腕が悪いので溶接面は汚いが強度はばっちりである。

ベースの木材は竿受けのベースと同じようにステンレスのサドルで取り付けてある。
バウからボートに乗り降りするとき木材を踏んでも大丈夫であるが、できるだけ踏まないようにしている。


★ 使用した結果 2002年10月29日

今回はセットしたままで走行しても強度的に問題は無かった。しかし滑走状態で走ると差し舵の部分が海面下になるのでかなりのしぶきが上がってくる。滑走に入る少し前の状態ならば差し舵は海面上にあるのでしぶきは発生しないですむ。

さらに今後様子を見る。


★ 使用した結果 2006年7月21日

製作時のまま特に手も加えず使い続けているが、全く支障ない。

ずぼらして差し舵をセットしたまま滑走寸前のスピードで次のポイントへ移動したり、時にはシブキが多少かかるが高速運転でポイント移動したりしているが結構丈夫で満足している。