ホームページビルダー
起動に時間がかかるので対策実施
下記メニューの作業項目の 1.~4. は確認作業です。
実際に起動時間短縮に使用する時は 5. の作業項目のみ実施します。
- ホームページビルダーの起動に時間がかかる現状
- ホームページビルダーの起動にかかる時間を計測
- 原因を見つける為、データドライブをSSDに移動し
時間のかかりそうな項目の設定を変更 - 起動時間短縮の効果があった要因の整理
- 効果がある起動時間短縮の手順を整理しました
起動時間93秒が30秒台に改善されました - RAMディスクを使用して、起動時間の短縮時間を測定
ホームページビルダーの
起動に時間がかかる現状
対策作業を実施したのは2025年2月です。
この時点の「趣味のページ」サイト内のファイル数は
- 画像を含めた総ファイル数が 約6,299個
- 総フォルダー数: 111個
- HTMLファイル数が 約520個
- 容量は 約460MByte
上記のファイル数が多いのか少ないのかわかりませんが、事前に画像サイズをかなり圧縮したので、容量は大したこと無いと思います。
ホームページビルダー21、22 を使ってサイトを編集する時、アプリの起動時や各ページ編集後の保存時に待ち時間がかかるため、イライラが発生していました。
- 長く使うと、アプリを起動して作業可能になるまでに1分半以上かかる
各ページを編集しその都度保存する時も同様に時間がかかる - ファイルや画像のリンクチェックを、起動や更新時にアプリが自動的に行っているので、ファイルが100程度だと数秒で起動し早いが、多くなると遅くなる
- しかし今回の原因とは異なっているようです
ホームページビルダーの
起動にかかる時間を計測
計測を実施したのは2025年2月です。
アプリを起動してから編集できるようになるまでの時間を測定
- ホームページビルダーのアイコンをクリックして起動
- 「更新中」のステータスバーが表示されるまでの時間 37秒
- 「更新中」のステータスバーが消えるまでの時間 57秒
- 「ビジュアルサイトビュー」が出るまでの時間 93秒
毎回編集できるようになるまで 93秒間(1分半)もボ~と待っていると頭に来ます。
原因を見つける為、
時間のかかりそうな項目の設定を変更
Webを検索し、原因らしき項目を順につぶしていきました。
- ホームページのファイルを全てHDDからSSDのドライブに移動しました。
これでアクセス時間が約10秒程度短縮しました - 「オプション」の「ビジュアルサイトビュー」の設定を変更
- 展開レベルを2つにまで減らしました
- 「エラーのあるページまで展開」のチェックを外す
- サムネイル表示を「表示しない」へ変更する
- 全体図表示の「表示しない」を選択する
- 「オプション」を開き、「編集」タブ で設定を変更
- 「再編集」項目の「再編集用データを生成する」のチェックを外す
この設定で、上書き保存するたびにmifファイルの更新がされないため
動作が速くなります
- 「再編集」項目の「再編集用データを生成する」のチェックを外す
- 検索サイト用のリンクを無くし、リンクエラーチェックを軽くする
- 全ての画像ファイルを圧縮し容量を小さくしましたが効果はありませんでした
★以上の項目の確認と変更を行いましたが、起動時間の短縮は殆どありませんでした
起動時間短縮の効果があった作業
色々試した中で大きな効果があった、フォルダ名を変更した時のことをメモしてみました
- 「趣味のページ」のフォルダ名を短くした
「¥HomePage_Syumi」→「¥HomePage」に変更 - フォルダ名を変更すると、サイトの新規登録と同じように、新しいサイトが登録される
- この手順を実施した結果、起動時間短縮の効果が出ました
起動時間短縮の効果がある手順を整理しました
起動時間短縮の為の、確実な作業手順を整理しました
- サイト名は「趣味のページ」
- サイトのファイルを保存しているフォルダ名は「¥HomePage」
作業手順
- まず編集した未転送ファイルを必ずサーバーに転送しておく
「サイト」>「サイト転送」で「前回の転送以降に更新されたファイル」 - 「サイト一覧/設定」の「編集」で現在使用している「趣味のページ」のサイト登録の内容を確認、メモしておく
- サイト名=「趣味のページ」
- トップページ=「¥HomePage\index.html」ファイル
- 転送設定=「趣味-StarDmain」
- 「サイト一覧/設定」で現在使用している「趣味のページ」のサイト登録を「削除」
サイト登録が削除されるだけで、HDD上のファイルに影響は有りません - 「サイト一覧/設定」の「追加」で新規登録する
メモしておいたサイト登録の内容と同じ設定が使えます- サイト名=「趣味のページ」
- トップページ=「¥HomePage\index.html」ファイル
- 使用する転送設定=「趣味-StarDmain」
- 「追加」したサイト「趣味のページ」を選択し「サイトを開く」をクリック
初回起動はサイト情報が更新される為、起動時間は長くかかりますが、次回からは起動時間が早くなります - 起動後、「サイト」>「転送設定」で「全て転送済みにする」をクリック
1.で事前に必要なファイルの転送を済ませているので、無駄な転送をしないため - ここまでの作業で、起動時間は35秒と速くなりました。
これでサイトをチェックすると起動時間が大幅に短縮されました
- ホームページビルダーのアイコンをクリックして起動
- 「更新中」のステータスバーが表示されるまでの時間 37秒 → 15秒
- 「更新中」のステータスバーが消えるまでの時間 57秒 → 25秒
- 「ビジュアルサイトビュー」が出るまでの時間 93秒 → 35秒
起動からビジュアルサイトビューが表示されるのに35秒となりました
まだ根本的な原因対策は出来ていません。
1~2ヶ月でまた起動時間が長くなりました。
使用した結果、数カ月で起動時間が遅くなっていました。
徐々に遅くなるので、忘れた頃に気が付きます。
その時は、色々考えずに今回と同じ対策を実施しています。
RAMディスクを使用して、起動時間の短縮時間を測定
SSD 及び RAMディスク を使用するとアクセスが高速になるので、どの程度の改善が期待できるかテストしてみました。
- SSD(Dogfish mSTATタイプ SSD 120GB、mSATA変換ケースを使用)
- RAMディスク(作成するアプリ ImDisk Toolkit)
起動時間が半減するような効果はありませんでした。
しかしクリック操作都度発生する待ち時間等に対しても効果があり、全体的なパフォーマンスはかなり向上します。
RAMディスクは不用意な操作でディスクが削除される可能性があり、データ消滅の対策の必要があるので、SSDを使用することにしました。
データの保存場所 | 平均起動時間 |
HDD | 45秒 |
SSD | 35秒 |
RAMディスク | 33秒 |