ミニドローン JJRC H36

(2017年10月26日使用開始~現在)

JJRC H36 総合メニュー

商品 の 導入

ミニドローン JJRC H36 を入手いたしましたので、実際に使用した感想等も含めホームページにまとめました。

SUREHOBBY から入手。商品説明ページは日本語でわかりやすく、質問に対しても日本語で即返信があるので安心です。
今までに数回購入しておりますが、安心して取引できる大手の通販会社です。

JJRC H36 は小さくて、軽くて、衝撃に強く丈夫で、安全で、360度宙返り、ワンプッシュで戻ってくるワンキーリターン、機首がどこを向いていても気にせず前後左右飛行がいつも通りにできるヘッドレスモード等が楽しめるミニドローンです。

小型ですが、改造してFPVレースにも使われるほど安定した飛行が出来ます。

遊ぶにも楽しいですが、ドローンの操縦を忘れないようにトレーニングするのにも使えます。

この機体は、200g以下なので室内はもちろん、日本の航空規制の対象外なので、近くの公園でも手軽に飛行を楽しめるのがGOOD。但し、屋外では風の無い日を選んで飛行を楽しみます。

操縦に失敗し壁や物にぶっつけても壊れにくく、人に当たっても怪我をしづらいです。


価格も手ごろで、家族で楽しむのにも適しています。

海外通販 SUREHOBBY JJRC H36 の参考価格 (2018年10月現在の価格です)
商品説明ページは日本語でわかりやすく、質問に対しても日本語で即返信があるので安心です。


見た目の大きさを、手持ちのミニドローンと比較してみました。
(右 Hubsan X4 HD H107C)

  

所有している Phantom の飛行チャンスが少ないので、操縦感覚を忘れないように暇な時これを使用します。

同じモード2となっていますので、同じ指の操作感覚で操縦できます。

商品 の 同梱品

標準セット
本体、送信機、バッテリー1個(本体に取付)、予備のプロペラ4個、充電用USBケーブル、英語説明書。

標準セットに追加したもの
左側の収納バッグがセットになったものです。右下の三角の部品は別途追加したカメラスタンドです。

収納バッグ付きにしましたが、不要な場合は本体のセットのみ購入すればよいと思います。

どうしてもFPVに挑戦したいので、カメラスタンドも追加しました。

商品 の 特徴(感想)

商品の特徴(実際に使用した感想も含んでいます)

プロペラガードが一体式なので、屋内で遊ぶことが多いミニドローンの場合は安全で、人に当たっても安心です。

 

届いてすぐ試し飛行

  YouTubeの動画にジャンプします

プロペラガードのお陰で、壁に当たっても墜落せずに連続して飛行できました。

もし墜落しても、プロペラガードのお陰でプロペラが割れず丈夫です。

送信機が付いているので操縦そのものを楽しめます。

6軸ジャイロ機能を内蔵しているので、機体が小さい割に安定した飛行をします。

屋内はもちろん、風の無い屋外でも結構安定した飛行をしてくれます。
 風が強いと操作不能になり、どこかへ飛んで行ってしまいます。

 

付属のバッテリーを使い、屋外での飛行で離陸から着陸まで 5分以上の飛行が出来ました。

低速と高速のモードを持っていますので、操縦の慣れや、室内・屋外に応じた設定で飛行できます。

ヘッドレスモードが付いているので、機体の向きにかかわらず前後左右の操作を直感的に行えます。 私はほとんどこのモードで練習しています。

ワンキーリターンが付いているので、屋外で操縦を迷ったり、操縦に慣れない時に、ワンタッチで送信機の方に戻ってきます。狭い場所では使用しません。

360度宙返り飛行が簡単。宙返りの時周りの広さに注意してください。

LEDライトが付くので、暗い部屋での飛行も面白いです。

最初の2フライトぐらいは、高度調整に慣れず天井にへばりついたり、床でバウンドしたりと苦戦しました。

機体が軽いため、エアコンや空気清浄機の風でも影響しますので、慣れるまでは止めておいた方が良いと思います。

●最近は高度維持機能(気圧センサー)が付いているドローンが多いが、このH36には付いていないので、高度調整も含めた操縦を楽しめます。
1台は手持ちの中に含めておきたいドローンだと思います。


(参考)
●世界的に広がっているFPV飛行の改造も楽しめそうです。
 スポーツ感覚で楽しめそうな 海外での参考YouTube動画
      室内でのFPV飛行 公園でのFPV飛行


気になる点

機体を軽くするため小さなバッテリーを使用しているので、操作に慣れると飛行時間が少し物足りなくなります。

 予備のバッテリーを複数個用意すると楽しく遊べると思います。

屋外で飛行する時、少し風があると機体が小さく軽いので風の影響を受けやすいです。
 外で飛ばすと楽しいのですが、少し風がある時は高度を上げずに飛行した方が良いです。
 草むらで練習している時は飛ばされた機体を探すのに苦労します。

商品 の スペック

送信機

モード2

送信機 周波数

2.4GHz 4チャンネル

ジャイロ

6軸

機能

ワンキーリターン/ ヘッドレスモード/360度宙返り/高速・低速切替

低電圧保護回路・・・バッテリー残量が少なくなるとLEDがゆっくり点滅する。

モーター

コアレスブラシモーター
(胴径:6mm、長さ:15mm、シャフト径:1.0mm、シャフト長さ:5.0mm)

送信機の電池

1.5Vの単3電池 2本使用(付属していません)

バッテリー

3.7V 150mAhリポバッテリー

 (バッテリーの交換可能)

充電時間

約30~50分 充電用USBケーブルが付属しています

飛行時間

約5分(実際に使用すると5分以上の飛行が出来ました)

操縦可能範囲

送信機 約30メートル

(実際に測定すると約40mでした)

機体の寸法

横 8.5 x 縦 8.5 x 高さ 3cm

(プロペラガード付き)

商品の重量

本体のみ 16.6g (バッテリー込みで 22g)

送信機の各スイッチの機能(モード2の送信機です)

各機能説明へジャンプ

高速/低速切替

②上昇下降/左右回転

ワンキーリターン

ヘッドレスモード

360度フリップ

⑥前進後進/左右移動

⑦左右トリム

⑧前進後進トリム


各スティック操作

各トリム調整

送信機と機体を接続する方法

(送信機と機体の接続を、ペアリング や バインド と表現することもあります)

送信機 の スティック操作一覧表(モード2)

この JJRC H36 には高度維持機能は付いていません。

モード2の場合は、左側のスティックが上昇/下降となるので、矢印のように通常は手前に倒した状態となります。

(参考)
高度維持機能が付いているドローンの場合は、左側のスティックも右側のスティックと同じように通常は中立の状態となります。


●飛行のための モード2 送信機のスティック操作一覧表です

モード 2

手動 離陸

のスティックを奥へ徐々に倒すとプロペラの回転が始まり、さらに回転が速くなり上昇します。

機体の上下動に合わせ、スティックを調整します。

手動 着陸

のスティックを手前に徐々に倒し下降させ着陸させます。

急に手前に倒すと、下降速度が速すぎ墜落するので注意。

上昇/下降

のスティックを前後(奥と手前)

前進/後退

のスティックを前後(奥と手前)

左右移動

のスティックを左右

左右回転

のスティックを左右

飛行速度 低速/高速 切替方法

送信機 トリムの調整方法(機体の前後左右への流れを小さくする)

ホバリング時に右側のスティックで前後左右の操作をしていなくても常に機体がいずれかの方向に流れる時、トリムの調整でこの流れを小さくします。
必ず同じ方向に流れてしまう場合にのみ有効です。左側のスティックの調整は有りません

トリムの調整を行っても、ホバリング中に機体が前後・左右に流れるときには、キャリブレーションを実施します。
キャリブレーションしても流れが小さくならない時は、プロペラや機体を点検します。

飛行中にバッテリーが無くなると

ヘッドレスモードの設定と修正方法

ヘッドレスモードにすると、機体の向きに関係なく、送信機の右のスティックを、前後/左右に倒すとその通りに飛行してくれます。

ドローンの操縦に慣れるまでは、このモードで飛ばすと自由自在に飛行でき楽しめます。


設定の手順

  1. 機体と送信機を接続した状態で実施します。
  2. 機体の後部を送信機の方に向けて平らなところに置きます。
  3. 左スティックの下にあるスイッチの右端を押すと「ピッ」と鳴り、機体のLEDが点灯から点滅に変わりセット完了です。
    この状態で操縦すると、機体の向きに関係なくスティックの前後/左右の操作通りに飛行してくれます。
  4. ヘッドレスモードを解除する時は、再度 スイッチの右端を押すと「ピッピッ」と鳴り、LEDが点滅から点灯に変わります。


<ヘッドレスモードの飛行方向を修正する方法>

ヘッドレスモードで飛行中に障害物に衝突したりすると、飛行方向にずれが発生することがあります。

飛行方向のずれを修正する時は、着陸した状態にして機体を水平な場所に置き、機体の後部を送信機の方に向けてから、キャリブレーションを行います。
キャリブレーション実施後、再度ヘッドレスモードを設定します。

ワンキーリターン の使用方法

狭い家の中で使用することは無いと思います。

広い屋外で機体が離れた場所にあり、うまく自分の方に戻す操作が出来ない時や、ワンタッチで自分のところまで戻したい時に使用すると便利です。

360度宙返り(フリップ)動作をする方法

ワンキーで360度宙返り飛行が簡単。宙返りの時上下移動するので周りの広さに注意してください。
1.5m以上の高度は最低必要です。

  1. 飛行中に送信機の右の肩にあるスイッチを押すと「ピッピッピッ」と鳴りつずけ、宙返り待機状態となります。
  2. 右スティックを下記のように操作すると宙返りを行います。1回宙返りをすると解除されます。
    前進・・・前方宙返り 、後進・・・後方宙返り 、・・・左へ側転 、・・・右へ側転
  3. 中止する時は、右の肩にあるスイッチをもう一度押すと中止します。

キャリブレーション(ジャイロリセット)の手順

飛行した時、ホバリング中(空中停止中)に機体が前後・左右に流れるときに実施します。
この操作は時々実施した方が、安定した飛行をするようです。

●送信機で実施する キャリブレーション手順

  1. 送信機と機体をペアリングした後、機体を水平な位置に置いて実施します。
  2. 左のスティックを下(手前)に倒したまま、右のスティックを左下に3秒ぐらい倒したままにします。
  3. 機体のLEDが「ピカピカピカ」とフラッシングしたら完了です。右のスティックを戻します。


★機体の流れが止まら無い時、流れを少なくする方法

上記の手順で標準的なキャリブレーションを実施しても、ホバリングしていると機体が決まった方向に流れる(移動する)時は、下記の方法で流れを少なくすることが出来ます。

流れる原因は、プロペラや機体に傷がつき浮力にばらつきが出た時に起きやすいと思います。

調整するための台を作成する必要がありますので、適当な材料を用意します。

私が用意した材料は、スーパーマーケットの持ち帰り自由な箱の置き場にあった5mm厚の発泡スチロールの両面にビニールのような紙を張った物をもらって来て作りました。
厚手の段ボール紙やベニヤ板のようなものでも作れます。

(製作例)

材料・・10cm角の平らな変形しない板。

片方の辺にスペーサーを張り付けて使用します。

調整用のスペーサーは 1 ~ 5mm ぐらいが良いようです。

片側を持ち上げる為に、私は片方の辺に5mm厚のスペーサー(板材)を仮付けしました。

厚くしたり、薄くしたりして調整します。

10mm厚のスペーサーを取り付けると調整しすぎてしまい、機体が上昇できなくなってしまいました。

たとえば、機体が左前方に流れる場合、
機体の左前方を傾斜の高いほうに向けて置きます。

この状態でキャリブレーションを実施します。


赤い丸が傾斜の高い方になります。

機体の流れるほうを傾斜の高い方に向けて置いたまま上記で説明のキャリブレーションを実施

飛行して確認しまだ流れる場合は、高さを調整して繰り返します。

プロペラの取り付け方向とプロペラガード

プロペラ交換時に違った向きに取り付けると、飛行できませんので確認が必要です。

前後左右から見た時、必ず隣同士のプロペラのひねりは逆を向いています。

プロペラの表側に非常に小さな文字で、AやBのように記号が刻印されています。
AタイプとBタイプのプロペラの違いはひねりの向きです。

私は、プロペラのひねりの向きで取り付け位置を確認しています。

プロペラガードは機体と一体となっています。

正面から見て、左側は反時計方向に回ると
上昇する向きのプロペラを取り付けます。

プロペラガードは機体と一体となっています。

壁や物に当たっても大丈夫でした。
何度も練習で墜落させましたが元気です。

   

バッテリー の 規格と寸法

バッテリーは交換できるようになっています。

以前、SUREHOBBYから購入した予備のバッテリーは、JJRC H36 用でしたので、当然ぴったりでした。

飛行中にバッテリー残量が無くなると、機体のLEDがゆっくり点滅を始めます。
ヘッドレスモードで飛行している時も点滅していますが、区別が付きます。

バッテリーをケースにスライドして差し込みます。

コネクタを差し込むと電源が入ります。
電源ONのスイッチは有りません。

バッテリーを取り外した状態。

バッテリーを取り付けるケース部の内寸
奥27x幅17.5x厚み7.5mm

バッテリーの容量
3.7V 150mAh

バッテリーの寸法
長さ25 x 幅17 x 厚み7~7.5mm 重量 5g

便利な収納バッグ

表面はスベスベした繊維素材です。

ケースは固い材料でできており、少しぐらい力を加えてもつぶれないので、中のドローンを保護してくれます。

小物も一緒に収納できました。

片付けにも役に立ちます。
外にもって出る時にも邪魔になりません。

送信機 ロング スティック に交換

操縦に少し慣れたら、もっと操縦しやすくするために、スティックを長くしてみたくなりました。
理由は、指をちょっと動かしたつもりでも、大きく操作してしまうことがあるからです。

Phantom 等の送信機のスティックはもっと長いので、ある程度微妙な操作が出来ます。
  Phantom の送信機は 約30mm、Hubsan X4 H107Cは 約20mm となっていました。

交換の部品を探すために、標準のスティックの寸法を測ってみました。

スティックをゆっくり
左右に回しながら
引くと簡単に抜けました。
スティック差込部の
外形は 3mm
穴の内径は 3mm弱
穴の外形は 5mm
指が当たるところは 8mm
スティックの長さは 7mm


交換用に見つけた部品は日曜大工の道具箱に入っていたものです。ホームセンターに行けば安く販売しています。

小さなタンス等の棚板の高さを変える時に使われている物でした。
プラスティックのネジ付きのツマミ。

先端の中央部分に内径 2.5mmぐらいの穴があいていたので、3mmのドリルの刃を使い、電動ドリルを使うと穴が大きくなりすぎる可能性があるので、指でゆっくり回しながら穴を大きくしました。

長さ 20mm
細い部分の外径 6mm
太い部分の外径 10mm

 

ブロック塀等にビス止めをする時に、ブロックに少し小さめの穴をあけこのプラスティックのスティックを打ち込んでネジ止めするための物。

上記のツマミが短い時はこちらを使う予定でしたが、20mmの長さでOKでしたので今回はこちらは使用していません。

長さ 28mm
外径 6.5mm


実際に送信機に取付け使用しましたが、大変操作しやすく満足な結果となりました。ロングスティックはお勧めです。

このスティックを取り付けたまま、収納ボックスにも問題なく収まりました。

送信機のスティック差込部が 3mm なので、ツマミの穴が 3mm だと緩すぎないか心配でしたが、本来のスティックを差し込む時とほぼ同じぐらいの力でセットできました。

これで、標準の 7mm から、20mm と3倍近い長さとなりました。

今までのように指をちょっと動かしたつもりでも、大きく操作してしまうことが無くなりましたので、FPVの操縦時にも細かな操作が出来そうです。

機体の分解方法

操縦に慣れたら、FPV用にカメラを取り付ける予定なので、今回機体のシェル(上部カバー)のみ開けてみました。

本体の左右にある小さな突起部に、機体のシェルが止まっているだけでした。

矢印の部分の

突起が外れるように
シェルの片側を

軽く広げます

シェルの片側を外すと、
反対側は簡単に外れます


機体のシェルを外した状態。

矢印の部分が両側の突起部です。

WiFi2.4G の FPV用カメラ取付

カメラを取り付けFPV操縦を楽しむ計画を立てました。

まずは、マイクロドローンCX-10WDから取り外したWiFi2.4G用カメラユニットを取り付けて試してみることにしました。

取り外してからカメラにバッテリーをつなぎ、動作確認をすると単体でも正常に動作してくれました。

このカメラユニットを JJRC H36 のカメラスタンドに取り付けます。

このカメラスタンドは、機体のシェルを外した後、基板に取り付けて使用します。

カメラスタンドの重量は 1.3g

WiFi 2.4G 接続なので画像伝送の遅れが発生すると思いますが、まだ慣れない操縦でゆっくりした速度でしか飛ばすことが出来ないので、FPVの体験は出来ると思います。

カメラの性能は
WiFi 2.4G で
「CX-10WD-xxxxxx 」に接続
0.3MP(30万画素)
解像度 640×480
レンズの径 M7
重量 3g

FPV用の広角レンズに交換しています。
3.7V のリポバッテリーに、
赤い線を+、緑の線を-に
接続して使用します。

グレーの線はWiFi 2.4G のアンテナです。


機体のシェルを外してカメラスタンドを取り付けました。

赤い矢印のところ3か所をネジ止めしています。

 

 

カメラは薄いプラスティックの板でサンドイッチにしカメラスタンドの寸法に合わせています。

カメラは完全に固定せず、輪ゴムで固定しています。電源は半田付けです。

約5gの増加で、バッテリー無しで約21gとなりました。

実際に飛ばしてみると少し重いかなという程度で、私的にはあまり変わりません。

 

 

実際に使用してみました。

3D VR ゴーグルにスマホをセットして操縦してみました。

しかし当初心配していた通り、WiFi2.4GHzにて画像を伝送しているため、時々遅れが発生し画像が止まった状態になる為、操縦に支障をきたし、ゆっくりした速度で操縦してもすぐ墜落したり衝突したりと全く練習になりませんでした。

今後、FPVを楽しむのであれば、5GHz で画像をリアルタイムに送受信する組み合わせを用意する必要がありそうです。

今回の WiFi2.4G でのFPVテストは残念ですが失敗しました。