我が家の 剪定とぶどう棚
我が家の 剪定 と ぶどう棚
- ぶどうの 剪定 方法
- 短梢剪定 の基本的な考え方
- 鉢植えでも使える 短梢剪定
- 長梢剪定 の基本的な考え方
- 我が家の 短梢剪定 と 誘引のイメージ
- 玄関横・植木升のぶどう棚
- 我が家の小さなぶどう棚の現状
- 土が植木升ギリギリなので、植木升の周りを少し高くした
- 玄関横の 植木升に 雨除けを取付
- 玄関横の 植木升での誘引方法を工夫
ぶどうの 剪定 方法
「垣根仕立て」で広く採用されている代表例
- 短梢剪定・・コルドンロワイヤ
我が家の幅が狭い植木升では、維持が楽な「短梢剪定」を利用しています - 長梢剪定・・ギヨドゥブル
短梢剪定の基本的な考え方
「垣根仕立て」で結果枝の毎年の短梢剪定と、結果母枝の更新方法を図解しています。
1年目 植えたぶどうを、必要な高さでカットします。 ぶどう棚を作る時は1m位 植木鉢の場合は30cm位 |
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2年目 左右に水平に誘引します。 右か左の1方向だけでも可能です。 2年目の落葉後の冬 落葉後に主枝として残す剪定位置は、水平方向の枝が茶色になった部分まで使用する。 先端の緑色の枝の部分を残しても木質化されていないので枯れてしまいます。 青い線は誘引用の園芸パイプです 園芸パイプ等を使用して新梢を誘引します。 巨峰等4倍体の新梢は上に向かって伸びる性質が強いので、誘引線を枝の上10~15cm上に設置すると、枝を無理に曲げて折ったりせず楽に誘引出来るようです。 シャインマスカットは真横に伸びる性質があるので誘引線は枝と同じ高さで良いようです。 |
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3年目 去年左右に伸ばした新梢から、 今年伸びた新梢に実が付きます。 |
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3年目の落葉後の冬 今年伸びた新梢に1~2芽残して カットします。 残したい芽の次の芽の少し手前でカットします (2芽残す第3芽剪定の例) 残す芽数や長さを合わせておかないと 翌年の生育がばらつきます |
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以後は、下記の鉢植えの 画像を参考にして下さい |
4年目 1~2芽残した所から伸びた新梢に 今年実が付きます。 落葉後の冬に今年伸びた新梢に 1~2芽残してカットします。 今後はこれの繰り返しになります。 |
鉢植えでも使える 短梢剪定
結果枝の毎年の短梢剪定と、結果母枝の更新方法を図解しています。
(注意)実をつけない枝は図解を省略していますので注意してください。
鉢植えの行灯仕立てでも垣根に誘引する場合でも要領は同じなので、その場に応じてアレンジしています。
樹勢が強い巨峰等は長梢剪定が向いているらしいのですが、手入れが難しいので短梢剪定にしています。
色々なホームページを参考にさせていただき、実際に役立っている内容を忘れないようにピックアップさせていただきました。
鉢植えの場合は行灯に巻きつけた状態で下記の剪定を行います。 巨峰を例に記入しておりますが、例えばデラウエアの場合は 1房に対し葉が20枚必要となりますので、内容を置き換えて応用してください。 |
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植え付け時(冬) 植え付けが完了したら3~5芽残して切り詰めます 最初は切り詰めるのに躊躇しますが、切り詰めないと勢いのある枝を作ることが出来ません。 |
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植え付け1年目(初夏~夏) 今年の元気な枝を1本残し1~1.5mぐらいで行灯に巻きつけるように誘引していきます。 狭い庭で垣根風に仕立てたい時は、水平に誘引しても同じようになります。 成長に合わせ徐々に誘引していかないと、冬場に誘引しようとしても硬くて思うように誘引できませんでした。 |
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植え付け2年目(春~初夏) 画像の茶色のまっすぐ伸びた枝が主幹で 緑色の枝が新梢です。 この場合主幹(茶色)が結果母枝となります。 この新梢(緑)が結果枝でこれに果実ができます。 新梢は主幹1m当たり10本程度残します。 最初の年は半分ぐらいの方が良いかもしれません。 |
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植え付け2年目(初夏~夏) 樹勢の強い巨峰などでは房の先の8節目で摘芯。 シャインマスカットは房の先の4節目で摘芯。 更に発生する腋芽は葉1枚を残し摘芯。 新梢3本に対し果実1房が目安です。 (木が若いため) |
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植え付け2年目(冬) 今年の新梢(緑)の基部から2芽残し3芽の節を切る。 (基底芽は数えない) この時点で今年の新梢は結果母枝になります。 (2芽残す第3芽剪定の例) (参考) 1芽残しの2芽の節を切る剪定をした場合、新梢の樹勢が強くなるので養分を取られ、房の成長に影響があり房型が乱れてしまう。 2芽残しの場合も枝に近い新梢は樹勢が強くなるので、枝から遠い方の新梢を使った方が房の成長が良く型が良くなる。 |
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植え付け3年目(初夏~夏) 結果母枝(緑)から結果枝(青)が発生し果実を付けます。 樹勢の強い巨峰などでは房の先の8節目で摘芯。 シャインマスカットは房の先の4節目で摘芯。 その他の枝も同様です。 |
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植え付け3年目(冬) 今年の新梢(青)の基部から1~2芽残し2~3芽の節を切る。 (基底芽は数えない) この時点で今年の新梢は結果母枝になります。 (基底芽は数えない) |
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植え付け4年目以降(冬) 2~3年目と同じ事を繰り返します。 主幹には毎年残した芽の数だけその時の結果母枝が積み重なって伸びていきます。 (この部分を芽座といいます) |
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植え付け4年目以降(春~初夏) (左の画像は6年目) これを数年間繰り返していると結果母枝が積み重なって手入れがやりづらくなります。 そこで主幹に出た新梢を芽掻きせずに更新用の枝として伸ばしておきます。 |
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植え付け4年目以降(冬) 今までの結果母枝(芽座)は付け根から切り取り更新用として伸ばした枝を2芽残して剪定し新しい結果母枝(ピンク)とします。 これは一部の芽座に対して行い、毎年徐々に新しい枝に更新します これで当初と同じ状態となり手入れもしやすくなります。 |
長梢剪定の基本的な考え方
「垣根仕立て」で長梢剪定の結果枝の毎年の更新方法を図解しています。
1年目 植えたぶどうを、必要な高さでカットします。 ぶどう棚を作る時は1m位 植木鉢の場合は30cm位 |
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2年目 主幹から左右に水平に誘引します。 右か左の1方向だけでも可能です。 2年目の落葉後の冬 落葉後に主枝として残す剪定位置は、水平方向の枝が茶色になった部分まで使用する。 先端の緑色の枝の部分を残しても木質化されていないので枯れてしまいます。 植木鉢の場合は 支柱に沿って誘引させます |
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3年目 去年左右に伸ばした結果枝から、 今年伸びた新梢に実が付きます。 |
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3年目の落葉後の冬 主幹に一番近い新梢を残し その先の枝は全てカットします。 |
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3年目の落葉後の冬 カットした状態です |
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3年目の落葉後の冬 カットした後、 残した新梢を水平に誘引します |
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残した新梢を水平に誘引した状態は 2年目と同じ形になります |
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水平に誘引した結果枝から 今年伸びた新梢に実が付きます。 3年目の落葉後の冬の剪定と 同じ作業を、今後毎年繰り返します 主幹は毎年太くなります |
我が家の 短梢剪定と誘引のイメージ
(2019年06月20日)
現在は、狭いぶどう棚の中を枝が無計画に縦横無尽に走っているので、ブドウの房の下にも枝があり、実に傷がついています。
玄関通路横の狭い場所に2種類のぶどうを植えているので、相互干渉を防ぐため、短梢剪定を実施するようにしました。
巨峰を栽培している人手不足の農家さんでも省力化の為に短梢剪定を実施されているところもあるようなので、マネをしようと思っています。
具体的には、巨峰の主枝は鳥除けネット近くに横一文字で固定し、新梢は通路方向に誘引して伸ばします。鳥除けネット側に伸びる新梢はカットします。
巨峰は、2008年から鉢植えで行灯仕立てにしていたものを、2011年に玄関横通路の植木升に植え替えたので真っすぐにはなってくれず、曲がりくねった木になっている。
2018年秋、ピオーネを巨峰の左横に植え替え、さらにシャインマスカットを鉢植えから巨峰の右横に植え替え。
さらに、2019年11月、ピオーネを裏の植木升に移動しました。
ブドウで使用できる玄関通路横の植木升の寸法が、横幅3m15cm、奥行35cmと狭いので下記のように高低2段式で育ててみる予定。
巨峰は今までも上下2段にしていたが、上段の方が日当たりが良いのかどうかわからないが、大きな房ができていました。
巨峰とシャインマスカットで空間を左右2等分するイメージで剪定します。
下段の葉に日があたらないとまずいので、つるの誘因をその場に合わせ色々考える必要があると思います。
日差しもネット側から差し込むので、大きな問題とはならないと思います。
ブドウの房は新梢の付け根から20cm以内の所に下がっており、棚の奥行が35cmあるのでどうにか棚の間に納まると思います。
新梢を誘引する時は、隣りどうしの枝が平行になるようにして絡まないようにします。
今回の作業で剪定時期に慌てないように、残す枝に青いテープでマークしています。
青い矢印の先のような、2年以上前に剪定した古い枝は付け根からカットしないと、害虫の住みかにもなるし邪魔にもなります。
玄関横・植木升のぶどう棚
我が家は、鉢植えや植木升、植え付け場所など、何回も植え替えを行っている。
現在は玄関横の通路脇にある植木升を利用してぶどう棚を作りました。
我が家の小さなぶどう棚の現状
材料は園芸用パイプ 直径20mm を柱に使用し、その他は19mmと16mmを使用して組んでいます。
パイプを直角に簡単に固定するのにクロスバンドを使用しました。簡単にガッチリ固定でき、台風でも大丈夫でした。
かなりガッチリ固定できますが少し力がいるので、一つ大きなサイズを使用した方が楽でした。
ぶどう棚の寸法は、横幅3m15cm、奥行35cm、高さ2m5cm と薄い立方体となっています。
軒先に固定する為、メインの柱になる3本は片側が大きな曲線になっている物を使用していますが、真っすぐなパイプでもOKです。(下記画像参照)
強風による転倒防止の為、横のフェンスに針金で固定し、さらに窓の上の軒先(シャッターボックス)の上の見えないところに大きなL型フックをバスボンドで接着し、園芸パイプを延長してこれに固定しています。
このぶどう棚の中に、巨峰・シャインマスカットの2本を植えています。
上の画像でもわかりますが、カラスなどの鳥対策で天井と片方の側面には1.5cm位の網目のネットを常時張っています。収穫時期が近くなったら通路側の側面と中段の底面に張るようにしています。
底面にもネットを張ると、台風のような強風で実を落とされても実に傷がつかずに回収できます。
ネットは鳥対策以外に、落ち葉の時期に飛散するのをかなり防いでくれます。
土が植木升ギリギリなので、植木升の周りを少し高くした
だんだんと土の量が増えてしまい、手入れをしている時に植木升をこえて通路のタイルが土で汚れるので、裏庭の植木升を作る時に余分に買っておいた「あぜ楽ガード」を使って周りを少し高くしました。
長さ 1,200mm x 高さ 300mm x 厚さ 4mm を高さ 150mmにカットして使用しました。最初は普通のノコギリで切断しましたが、面倒だったので途中から電動ジグソーを使いました。材質は少し柔らかい粘りのあるプラスチックのような感じでした。
植木升の内側に高さの半分7~8cm埋め込み、植木升を7~8cm高くしました。
植木升と「あぜ楽ガード」の間に飾りフェンスを差し込み、少し目隠しをして目立たなくしてみました。
玄関横の 植木升に 雨除けを取付
実施日 2023年4月7日と10日
ブドウは雨に弱いという説明が多くあり、さらになかなかおいしいブドウが出来ないので、原因を少しずつ無くすために雨除けを取付けてみました。
奥にはミカンを植えていますので、この上まで伸ばしました。
使用した材料は、
- 透明のポリカーボネイトの波板
規格1,800mm x 600mm(実寸は1,800mm x 650mm)
縦にカットし、1,800mm x 320mmを2枚使用しました - 透明のビニールシート 2,000mm x 1,000mm
縦にカットし、2,000mm x 500mmを2枚使用しました
波板は屋根に設置する時重ねて使用するので、その分50mm幅が大きくなっています。
この波板を縦に2等分して天板として使用しました。
ノコギリで切るのは大変なので、電動のジグソーを使用してカットしました。
画像の左側のネットには、波板の端のすぐ下に500mm幅のビニールシートを取付けました。
波板だけ取付けた翌日に雨が降り、この時横風でかなり雨が吹き込みましたので、この対策にどの程度効果があるかわかりませんが、ネット側にビニールシートを張って様子を見ることにしました。
玄関横の 植木升での誘引方法を工夫
実施日 2023年5月17日
誘引用テープを下記の画像のように垂直に並べて張っていたが、葉が大きくなり隣との干渉も大きくなってきた。
下の画像は5月11日作業後の物です。
誘引用テープにわかりやすく赤と青の色を付けています。
干渉を少なくするために、最初のバーまでは今までのまま並行に張っていますが、その上へは垂直と斜めに交互に張り直しました。
最初の平行に張った下の部分にブドウの房が下がります。
誘引用テープにわかりやすく赤と青の色を付けています。