スパンカー1号の製作  更新 2002年8月27日(使用した結果を追加) 

★ 製作 2002年8月9日

スパンカーを製作するにあたり、寸法を決めるのに試行錯誤し最終的にtamaki さんのホームページを参考にさせていただきました。
tamaki さんのパーフェクタ13はスパンカーが使える仕様になっていますが、私のNEO374は表差し舵がないとうまく風に立たないらしいのですが取りあえず製作することにしました。

材料
   厚手のナイロン生地 ・・・・・ 95cm×3m
   ステンレス3段伸ばしの物干し竿 ・・・・・  直径24mmと29mm
   アルミパイプ ・・・・・ 15Φ 1m 3本
   その他は手持ちの材料を使用

画像の下の帆の幅90cm左側高さ1m斜め部分は適当にカット。
この適当な所が私の性格で、「何とかなるさ」で作ってしまいました。
帆を張った状態で、帆の下端が船外機をチルトアップしてもあたらない高さに物干し竿の長さを決めカットしました。

帆柱を固定するのに船体に穴をあけようかとも思いましたが、うまくいかない可能性もあるので、ここも取りあえず下記の画像のようにトランサムボードにバイスを使って塩ビのパイプを取り付けました。

アルミのコの字型アングルを得意のバスボンドで貼り付け、トランサムボードの斜めを吸収する為ペンキを塗った木材を取り付けました。
重量は上部のバイス部分にかかり、ここは前後左右の力がかかるだけですので強度は充分と思われます。

塩ビパイプを取り付けた状態です。ここにステンレスの物干し竿スパンカーを差し込みます。
実際に使用して不都合を改善していきます。
取り付け場所は、船外機の邪魔にならないセンターに近い場所です。

★ 使用結果を追加  2002年8月27日

スパンカーのみ使用した場合はうまく風上にバウが向かず不安定な状態のままとなる。
表差し舵と併用すると見事にバウが風上を向く。
ポイントを流した後もとの位置へ戻る時ゆっくりであれば表差し舵はそのままで良かった。停船するとくるりとバウが風上に向いてくれるのは嬉しい。
風が強い時はスパンカーを左右に開かず飛行機の尾翼のような状態で十分効果を発揮してくれる。
今回の使用で色々と細かな点の改良が必要となり、海の上での使いやすさを検討していく。特に帆の上下部分の取り付けや、大きくポイントを移動する時簡単にたためるようにしておく。
かなりの強風の中でスパンカーを使用したり、スパンカーを張ったまま少しポイントを移動したりと色々試したが船への取り付け部分の強度は充分であった。