移動用ドーリー2号<スロープ用>の詳細 <メニューへ戻る>
平坦なスロープからのみの進水に使用します。(車輪の外径が小さいので使用場所を限定)
ドーリー1号が重いので、持ち運びが楽な軽いものを作成しました。
右側が移動用ドーリー1号<一般用>で重量 4キログラム
左側が移動用ドーリー2号<スロープ用>で重量1.5キログラム
船の重量に耐えるためこれ以上材料を薄く出来ませんでした。
安くて軽い車輪を探すのに苦労しました。園芸用で腰掛けて左右に移動しながら草花の手入れをする時に使用するものを見つけ(2000円ちょっと)、これを改造。品物の本体は1.6ミリ厚の鉄板であるが、車輪はオールプラスチック製で非常に軽く、中空なので浮力も強い。
車輪の材質 |
オールプラスチック製で中空 |
車輪の外径 |
19センチ |
車輪の幅 |
6センチを片側で2個使用 |
車輪の重量 |
めちゃくちゃ軽い |
車輪の支持部 |
20ミリ角の鉄と12ミリの鉄棒 |
角材 |
19ミリ × 89ミリ の角材 |
合板 |
10ミリ厚 |
出来あがり重量 |
1.5キログラム/個 |
園芸用車輪付き腰掛け
人の体重を支える構造なので荷重的には問題ない。
加工①--下右の写真の矢印で示した右と左の軸受けをつないでいる部分を中央部で切断。
加工②--下右の写真の矢印で示した白線で囲んだ80ミリ角の部分を切り取り、四隅に6ミリの穴をあけ角材に5ミリのボルトで取り付ける。
切断とか切り取るとか簡単そうに書いているが、金切り鋸での作業は結構しんどい。出来ればジグソーを使ったほうが良い。
切り取ったものを取り付けた状態は下図のようになっています。
プラスチックタイヤにゴムチューブを被せて保護
プラスチックのため表面に傷がつきやすく滑りやすいので、自転車のゴムチューブを被せました。27インチ用ゴムチューブを1本買ってきて(400円)4分割し縦に開いてパンク修理用接着剤で輪にしてタイヤにはめました。タイヤの外周より10センチほど短めに作ったのでバッチリはまってずれません。
ノーマルなタイヤ
チュウブを被せたタイヤと加工したチュウブ
車輪部を横・前・後・上 から見た図
車輪取り付け部の上部左右に板をつけて背を高くしているが、これの目的はドーリー使用時にエンジンをチルトアップせずに取り付け出来るようにするためです。
ドーリー取り付けホルダー
これはドーリー1号と同じ物を共用して使用していますので、1号の詳細をご覧になってください。
ホルダーの中央の縦の長穴に差込用切込みを入れているが、最初はこの切りこみを入れていなかったので、組み立てをするたびに6ミリのシャフトを通し割ピンを差し込んで止めていた。このような細かな作業を薄暗い現場でするのが面倒で何か良い方法は無いか検討した結果切込みを入れた。
切込みが入っていると上下移動時に外れそうであるが全く問題無かった。
製作後何度も使用しているうちに、この長穴の必要性を感じなくなったので現在この長穴部分は使用していません。
車輪をホルダーに取り付ける部分
ホルダーに切込みを入れる前に作製したものを、そのまま流用しているので大げさになってしまったが、実際は下記写真のアルミのアングルの頭まで木材を長くし、矢印の木ネジと同じようにシャフトの変わりに木ネジを取り付ければ良い。そうすればややこしいアルミのアングル部分は不用になります。
何度も使用しているうちに、アルミのアングル部分の必要性を感じなくなり、現在は外して矢印の木ねじ2本のみで使用しています。
アルミのアングル部分の部分写真ですが、現在は外しています。
車輪をホルダーの中央部の穴にセット(現在は使用していません)
アルミのアングル部分を付けて使用していたときは、
セットする時は車輪部の頭の6ミリのシャフトの両サイドをホルダーの中央の切込みに差込み長穴に入れる。
船の片側を持ち上げ、車輪部を下に90度回し、上図のビスをホルダーの下の切り欠きに合わせて差し込むと使用時の状態になります。
車輪部を上に90度回し、上図のビスをホルダーの上の切り欠きに合わせて差し込むとハネアゲ時の状態になります。
アルミのアングル部分を外している現在は、
船の片側を持ち上げ、車輪部をホルダーの下の切り欠きに合わせて差し込むと使用時の状態になります。
ドーリー使用時
右図のように車輪部にねじ込まれている木ネジの頭を下側の切りこみにセットします。陸上では船の重量で、海上では車輪部の浮力で外れることは有りません。
現在はホルダー下部の木ねじだけですが、まったく支障なく使用出来ています。
ドーリーハネアゲ時
右図のように車輪部にねじ込まれている木ネジの頭を上側の切りこみにセットします。軽く出来ているので海上で取り外す必要がなくなりました。