その他

YESTON製 ME300RE
WiFi Extender の 設定方法

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スマホを使ってドローンを操縦すると、通信距離が短くて操作が不安定になることがあります。特に屋外の公園や河川敷で飛ばす時に不満があったので、中継器を使用してWiFi操縦距離の拡大を行っています。

2019年9月19日に、iPhone を使用して設定手順を更新しました。

設定には、ドローンZEROTECH Dobby を使用しています。


WiFi Extender(無線LAN 中継機)メニュー

★実際の操縦距離を測定した結果一覧表

1.導入の目的や効果・・・ドローンでの効果

2.中継機 YESTON製 ME300RE
  (2017/06/26に国内通販 Amazon にて入手して確認)

製品説明と仕様

●最初の設定手順
・・初期設定 又は 接続先を変更する時の手順

●通常使う時の接続手順
・・設定されたものを使用する時の手順

3.操縦距離 を測定・・・(標準の距離、中継機効果、送信機のみの距離)

★導入の目的や効果

WiFi 接続を利用してスマホで操縦するタイプのドローン(Zerotech Dobby、Parrot Bebop 等)は、操縦距離が短かったり、リアルタイムで送られてくる画像が時々カクカクしたりします。

これを改善するために、WiFi Extender(中継機)を利用して操縦距離を延ばしたり画像のカクカクを減少させます。

WiFi Extender は WiFi Repeater中継機 等と表示されることもあります。

ZEROTECH Dobby や JJRC H37 Elfie 等の自撮りドローンを利用する時、標準では操縦距離が20~50mぐらいなので、少し離れたアングルで撮影する場合接続が切れる心配があります。

WiFi操縦距離を延ばす目的は、安心して色々なアングルで飛行し撮影できるようにすることです。


WiFiを使用している Parrot Bebop はこれを改善するため スカイコントローラーを使用して操縦距離を伸ばしていますが、WiFi Extenderを利用すると、スカイコントローラー無しで操縦距離を延ばすことが出来ます。

参考
Parrot Bebop 2 のように、飛行時間が長いタイプのドローンを操作する場合は、「Xiaomi Mi WiFi Router Nano 」や「TL-WA830RE」のような少しパワーのあるWiFi Extender(中継機)を選択すると効果があります。

海外において、Parrot Bebop 2 で「Xiaomi Mi WiFi Router Nano 」を使用した場合、2.0Km以上の飛行距離実績があるようです。

「Xiaomi Mi WiFi Router Nano 」はルーターとして販売されていますが、中継器の機能も持っているようです。

★YESTON製 ME300RE の 仕様と設定方法

小型の WiFi Extender(中継機)を購入しました。

小型ですが、2本の外部アンテナが付いている商品にしてみました。

Wi-Fi 無線LAN中継器 (WIFI+)

YESTON製 型番:ME300RE(参考 購入商品一覧表Amazon

2.4GHz の WiFi中継機です。(WiFi の 子機ではありません)

YouTubeでも使用例をよく見受けられます。
国内では特に ZEROTECH Dobby に使われる例が多いようです。

1,500~2,500円と比較的入手しやすい価格で販売されています。
WiFiドローンで使用するのであれば充分だと判断しました。

先端のキャップを外し、USB充電器やパソコンのUSB端子に差して使用します。屋外で使用する時はUSBモバイルバッテリー等に差して使用します。

(参考)USBモバイルバッテリー

持ち運び用電源として使用します。

外出先でスマホの充電に使う商品です。

結構安く売られているようです。

自宅にはいろいろありましたが一番軽いものを選びました。

満充電の時 LED が4個点灯します。

USB端子出力 DC5V (電流容量は不明)

製品寸法/重量 9.2 x 5.6 x 0.9 cm / 57g

●製品の仕様(参考にしたホームページから引用したデータです)

製品名

YESTON ME300RE 1.0

機 能

WiFi Extender(中継機)<無線LANの子機ではありません>

無 線 LAN

IEEE802.11 b/g/n
WiFi 2.4G - 最大 300Mbps

有 線 LAN

無し

アンテナ利得

2.0dBi

メモリ

8MB

フラッシュメモリ

2MB

接続 確認

青いLEDが速く点滅:接続状態が良い

黄色のLEDが点灯:運転正常ですが、良い状態とは言えません

赤いLEDが点灯、あるいはフラッシュの時:ルーターから遠すぎて、接続状態が悪く、正常ではありません

電源接続端子

USB2.0インターフェイス

入力電圧

4.75V~5.25V

消費電力

2.48W(スタンバイ時 0.892W)

アンテナ

外部アンテナ2本

WiFi周波数

2.400~2.4835GHz

無線セキュリティー

WPA-PSK / WPA2-PSK

対応

IEEE802.11 b/g/n

モデュレーション

802.11b : DSSS/BPSK/QPSK/CCK
802.11g : BPSK/QPSK/16QAM/64QAM
802.11n : BPSK/QPSK/16QAM/64QAM

受信感度

270M : -69dBm@10%PER
130M : -73dBm@10%PER
108M : -76dBm@10%PER
54M : -76dBm@10%PER
11M : -88dBm@10%PER
6M : -92dBm@10%PER
1M : -95dBm@10%PER

チャネル

FCC:1~11 ETST:1~13

信号レート

802.11g : 6、9、12、18、24、36、48、54Mbps
802.11b : 1、2、5.5、11Mbps
802.11n_HT40 : 30、60、90、120、180、240、270、300Mbps
802.11n_HT20 : 14.44、28.88、43.34、57.78、86.66、115.56、130、144.44Mbps

送信電力

CE<20dBm FCC<30dBm

●最初の設定手順

設定の手順は、2019年9月19日に更新しました。

iPhone を使用して設定した手順を整理しています。

以下の説明文では、「YESTON ME300RE」を「中継機」と表示しています。

この「中継機」を無線LANと「ペアリング」するための説明書から抜粋し、接続する手順を整理しました。

下記の説明で使用しているSSIDとは、「無線LAN」接続時にWiFi選択画面に表示される aterm-f12345-g 等や、「ドローン」の Dobby-xxxxxx 等です。

製品の特長として、接続先のネットワークやドローンは1ヶ所のみ記憶されます。接続先を変更する時はリセットして再設定します。

(参考)リセットする方法

一度設定が完了した「中継機」に別の「無線LAN」や「ドローン」を接続したい時や、エラーや不具合が発生した時には「中継機」をリセットする必要があります。

本体を電源に差しLEDがまだ青く点灯している時に抜くと不具合が出ることがあります。

リセットすると現在の設定は消去されますので、再度「設定手順1」から設定を実施します。

ゼムピンを伸ばして
リセットに利用しました



リセット手順

「中継機」をUSB電源に接続し、本体側面の穴に細い棒(ゼムピンつまようじ 等)を差し込んでカチッと手ごたえがあるまで押し込みそのまま約3~5秒程すると、青と赤のLEDが同時に点灯しますので細い棒を離します。

青のLEDが数回点滅してから点灯に変わります。

その後1分程でリセットされ、青のLEDが点滅となります。

接続先を設定する手順

ここの手順は、リセットされた「中継機」に設定する手順です。

●通常使う時の接続手順

以降の説明文では、「YESTON ME300RE」を「中継機」と表示しています。

記憶されているドローン又はネットワークに自動的に短時間で接続されます。
 (別のドローン又はネットワークに接続したい時は、リセットして再度設定を最初から行います)

 (ネットワークの場合は、ドローンをネットワークと読み替えてください)

  1. ドローンの電源を入れます
  2. ドローン と 中継器 を接続します
    ドローン ←→ 中継機
    • 中継機を電源に接続します
    • 青色のLEDが点灯、数秒後 青色のLEDが点滅(1秒に1回ぐらいの点滅速度)
    • さらに数秒後、青色のLEDが速く点滅(1秒に2回ぐらいの点滅速度)
    • 設定されている接続先を探し自動的に接続します。青色のLEDが速く点滅した状態が続きます
      これで正常に接続され、接続が良好な状態となりました
    • 1分間以上探し接続できなかった時は、赤色のLEDが早く点滅し、接続先を探し続けます。数回試してもダメな時は再度設定を実行します
  3. スマホ の Wi-Fi設定画面で、中継機 と スマホ を接続します
    • スマホ の Wi-Fi設定メニューから
      (例) Dobby-xxxxxx_plus
      のように _plus が付いたSSIDをタップして接続
    • ここでネットワークのパスワードを要求されることがあります。
      その時は選択したネットワークのパスワードを入力
    • 接続が完了すると、
      ドローン ←→ 中継機 ←→ スマホ
      の接続状態となります。
  4. ドローンの場合は、ここでドローン操縦用のアプリを起動します