★2001年04月23日 三重県尾鷲 賀田湾  

釣果

ベラ その他 (結果としてはボーズ同然の釣果)

持って行った餌

オキアミ、青イソメ

天候

快晴、海上は白波が立ち、風は木枯らしのようにピューピュー。
気温は平年並みだが風があるので寒く感じた。

今年初めてのボート釣りなので、事前に道具のチェックを念入りにしたり、仕掛けを全て新しく作り変えたり、船外機のエンジンをかけて調子を見たりと、準備万端の状態でのぞんだ。
日本海へ釣行する予定だったが、あいにくの天気で北風が強く波が高い予報となっているので、北風の影響が少ないであろうと思われる太平洋側の三重県尾鷲に急遽変更した。片道165キロの釣行である。
一つ心配なのは全く初めての場所なのでポイントが全くわからないのである。人にピンポイントを聞いてGPSにセットしそこに行けば良いのだが、それだと釣れて当たり前の釣堀のようで・・・と、釣れない時を想定して事前に言い訳をしてしまった。

前日の午後10時半に自宅を出発し、大和高田を経由して169号線で大台ケ原の入り口や吉野のブラックバス釣りで有名な池原ダムのキャンプ場の横を通り熊野市まで行き、42号線で賀田湾に向かう。
途中ほとんど信号の無い道であるが曲がりくねった道なのでボートをカートップした状態ではそんなにスピードを出せず、賀田湾から20Km程手前の 道の駅「熊野きのくに」 に23日午前2時過ぎに約3時間半で到着。トイレ休憩のつもりだったが疲れてきたのでここで仮眠を取る事にした。
しかし目がさめるとなんともう8時を過ぎていた。いつも通り女房と二人ずれだが、二人とも熟睡して明るくなったのに気づかなかった。遅くなりついでにゆっくり朝食をとり賀田湾に着いたのが9時過ぎ。

準備が完了して出港したのが10時。
周りには1級の瀬渡しポイントが並んでいるが、人影は無い。
うまく行けばマダイ、ダメでもガシラとキスのお土産は出来るだろうという甘い考えで望んだが・・・・。

湾奥からボートを走らせるにつれ波が高く風が強くなってくる。海図で見当をつけたポイントまで約3Kmあるがとても行けそうに無い。遠くのポイントらしき所に漁船がかたまっているのをうらやましく横目で見ながら、近くのかけ上がりを攻めることにした。
パラシュートアンカーを入れ流し釣を始めると、最初水深が15~20メートルだったのがあっという間に50~60メートルになる。
ここは駆け上がりがきつく、湾の中央部はなんと水深100メートル近くある。湾の外には深く切れ込んだ海溝が口を開け深海魚がこちらを睨んでいるようである。
風は強いが流れが速くないので、水深50メートルでも比較的簡単に底は取れる。
しかしアタリが無い・・・・・。いくら流してもアタリが無い・・・・・。波と風の影響を見ながら可能な範囲で移動するがアタリが無い・・・・・。
仕掛けを上げた時オモリを握るとヒヤッとするほど冷たい。冷たい水温が影響しているのだろうか?。
駆け上がりの緩やかな砂地交じりの浅場でキスを狙おうと移動するが、波が高いのと風が強いのとで思うように走れず時間ばかりが過ぎていく。やっとキスのポイントらしき所に着くがここも水温が低くさっぱりアタリが無い。先日からの雨と北風が影響しているのだろうか。
次回の釣行を楽しみに午後2時に上陸。

負け惜しみではないが、今年初めてのボート釣りで海に浮かんだ心地良さは最高だった。