トランサムセーバー

  1. 製作・取り付け 2002年5月
  2. 部品交換による手直し(1)  2011年4月28日
  3. 部品交換による手直し(2)   2011年5月06日
  4. 部品交換による手直し(完成)   2011年5月16日


製作・取り付け 2002年5月

我が家の駐車場は道路と段差があり船外機の底がこすりそうである。段差は滑らかではあるが安全の為と、移動中にもっと悪条件があるかもしれないのでトランサムセーバーを作り取り付けることにした。

通常の状態で地面から船外機の底までが245mm、トランサムセーバーを取り付けると500mmになるように長さ等を決めました。

使用した材料
    40mm×17mm 厚み2mm 長さ860mm 長丸のアルミパイプ
    25mm×200mm 厚み1mm ステンレスの板
    25mm×100mm 厚み1mm ステンレスの板
    50mm×150mm 厚み2mm ステンレスの板
    50mm×150mm 厚み2mm ステンレスの三角の板
    スポンジ キャンプで使う青いスポンジにアルミ箔が貼ってあるもの

下記の画像のように断面が長丸のアルミパイプを使用しましたが、丸や角パイプでも同じです。

25mm×200mmと25mm×100mmのステンレスの板を T字型に溶接し下記のように曲げてアルミパイプにネジ止めしました。

反対側には取り付け用に端から30mmの所に10mm×20mmぐらいの穴をあけておきます。

船外機に取り付け固定する為のワンタッチベルトをビス止めしました。

トレーラー後方のローラーの下にトランサムセーバーの受けを付けるのだが、まともにつけると位置が高すぎバーが船底にあたる為50mmぐらい下げた位置に取り付けるようにした。

下からステンレスのボルトを立ち上げ、ここにトランサムセーバーのアルミパイプの端の穴を差し込み抜け防止にする。

トランサムセーバーの端の穴を差し込んだ状態です。上下前後に多少の移動や力が加わっても抜け落ちません。

ワンタッチで取り付けられピン等もいりません。

中央のボルトには普段は荷重はかかりません。手前に抜けようとした時だけかかる力ですからたいしたことは有りません。

取り付けた状態です。

船外機と接する所にはスポンジを貼り付け傷が付かないようにしています。

バーと船底のスキマは10mmほどあります。

この状態で、阪神高速や一般道を延べ3時間ほどガタガタと走ってきましたが強度的にも問題は無く、干渉も発生しませんでした。

今後の使用で不都合が発生したら、その都度改善する予定です。

<その後の改善>

バーと船底のスキマは10mmの所にアルミ箔を張ったスポンジを取り付け、スポンジが常に軽くあたった状態で使用しています。

これにより凸凹道を走ってもバーが上下に振られて抜ける心配が全くなくなりました。

4つ下の画像参照

★ 使用経過 2006年7月21日

全く強度的には問題なく現在も使用。

種々の設定の変更等で、全長を200mmカットしました。

部品交換による手直し・・・(1)  2011年4月28日

すぐ上の左側の画像を見ると、エンジン下部がボートの底面より高くなっていますが、その後パイプの長さを200mm程短くしたため現在はエンジン下部の地上高がトレーラーの最下部より低くなり、駐車場の車輪止め等に当たりそうなのと、エンジンを固定して支える部分に亀裂のようなものがあり気になるので手直しすることにした。

手直し内容

●同じパイプが余っているので、パイプ交換ではなくパイプの継ぎ足しで元の長さ位まで戻す。

上から2番目と3番目の画像の Uの字型に曲げたステンレスの溶接部分の端に少し亀裂のような所があり気になるので、この部分を交換する。

外してから力を加えねじってみるとわずかに亀裂が入っていた。

Uの字部分の作成


4ミリ厚のアルミ板を Tの字に電動ジグソーでカット。

パイプとの接続部分を90度に折り曲げ、9ミリの穴を開けた。

直線部分をエンジンの形に合わせアールに曲げたが、ここにクッション材を貼り付けるので少し大きめにした。

アルミは柔らかいので加工は簡単と思っていたが、4ミリ厚となると結構硬い。

固定バイスに挟んで手で曲げようとしたが歯が立たない。

仕方ないので固定バイスに挟んでハンマーで叩きながら形を合わせていったが、中途半端に叩くとハンマーをはじき返され結構怖い。

内側にじゅうたんのようなクッション材を張る予定。


パイプとUの字型を8ミリのステンレスのボルトで固定する予定。

船外機に取り付け固定する為に今までと同様ワンタッチベルトを両サイドにビス止めする予定。

雨が降り出したので今日の作業はここまで。

部品交換による手直し・・・(2)   2011年5月06日

まだ未完成だが、組み立てた状態。
中央部のアルミが貼られたスポンジは常にボートに軽くあたる様にしています。
これのお陰でボートに傷がつきにくい点と、トランサムセーバーのガタツキが無くなる点です。
エンジンを固定し受ける部分は、8mmのステンレスのボルトで固定。
両端にあけた穴は、船外機に取り付け固定する為のワンタッチベルトをビス止めするためのもの。
エンジンの荷重を一番受ける部分にフェルトを貼り付け、使用中にずれないようにボルトで固定した。
椅子の足に貼り、フローリングに傷をつけないために売られているもの。
さらに全体にスポンジを貼る予定。
パイプの繋ぎ部分は8mmのステンレスボルト2本で固定。 ボートトレーラー側の受けのボルトに差し込む穴は、長穴にしてパイプが斜めに差し込めるようにしてある。

部品交換による手直し・・・(完成)   2011年5月16日

エンジンに接触する部分にキズ防止の為スポンジを取り付け、中央部のスポンジも傷がついていたので交換した。
スポンジを取り付けた部分の拡大。
金具より幅と長さを大きくし金具の端で傷がつかないようにした。
取り付けた状態。(後ろの自転車の為少し見づらい・・・)
今までよりもエンジン下部がかなり持ち上がり、駐車場への出入り等の道の段差で下部をこする危険性や、凸凹道でのエンジンの揺れによるエンジン取り付け部の破損等かなり防ぐことが出来ると思う。
エンジンにワンタッチで固定できます。 ボートに軽く接触するようにしてバーが上下に揺れるのを防いでいます。
これにより、バーの抜けを防止しています。