ハンドエレキの取り付け 更新 2004年7月6日(プロペラの交換2回目)
★ ハンドエレキの入手(2003年8月17日)
スパンカーを使用して船を風上に向けさらに潮の流れに同調させるため、エンジンをアイドリングの状態でクラッチの入り切りを繰り返していたが、面倒なのとエンジンが壊れそうなので減速装置を検討した。
しかし試作の段階で使用してみるとエンジンの力が思ったより強く減速装置はバラバラになってしまい失敗。
他の方法を検討しているとき、オークションで見た目が悪くさらに古くて力がなさそうなエレキが安く出品されているのを見つけた。
いつも失敗している私にとって、安いのが最高。さっそく入札しうまく手に入れることが出来た。
手に入れてみると、スクリュウの羽根が1枚破損しエポキシで修理してあった。このためスクリュウの重量バランスが崩れかなり振動が大きい。
下記の画像は操作パネル。いかにも古めかしい感じである。
取り扱い説明が無いため仕様は不明
Shakespeare Wonder Troll 606 Made in U.S.A.
左のスイッチが上・中・下でバック・停止・前進
右のスイッチが上・中・下で高速・中速・低速
★ エレキのテスト
ボートのトランサムに仮止めし2004年4月13日に使用してみた。
バッテリーは普通車用の安いやつをホームセンターで購入。テストではあるが半日使ってもまだまだ余裕であった。
スロープでの出港時は最高に便利である。スロープから離れたところまでエレキで移動しゆっくりとエンジンの上げ下げやエンジンスタートが出来る。
エレキの深さを調整していなかったため出港時にプロペラが底をすり、エポキシ修理してあった弱いところから折れてしまった。振動が少し大きくなったぐらいで推進力はあるのでそのまま使用。
海上でスパンカーと併用し潮の流れに同調させるのには最適。音はほとんどしないし、高速・中速・低速の切り替えである程度ホバリング状態になる。
帰港時もスロープの手前でエンジンを切りチルトアップしてエレキでゆっくり着岸出来る。
★ プロペラの交換(2004年4月26日 1回目)
交換するため新品のプロペラを購入しようとメーカーを調べたり販売店に問い合わせたりしたが入手不可であった。形がかなり古くあまり流通していない商品のようだ。
他のメーカーのプロペラを加工して取り付けるしか方法が無く、再度オークションで一番小さいやつを落札してみた。ミンコタ製直径22cm。(純正は18~20cm、折れたため正確な寸法不明)
取り付け部の構造が全く違うのでモーターのシャフトの先端に穴を開けタップをたてて取り付けることにし、プロペラの邪魔になる部分は切り取った。モーターのシャフトの中央部にプロペラの回転伝達のためのピンを取り付ける穴を開けどうにか使用出来る状態にこぎつけたが丸1日かかってしまった。
少し離れて見たり小さな画像の時は違和感は無い。
しかも購入した時よりも振動はかなり小さくなった。
★ ボートへの取り付け 2004年04月28日
トランサムの右端のスペースに3mm厚のアルミ板をサンドイッチにして取り付けを行った。
いつものように材木でベースを作り操作しやすい位置に取り付けようと思ったが、先端のモーター部がかなり重くチルトアップしたときベースにかなりの力がかかるのでやめた。
後ろからと横から見た画像である。
チルトアップしたとき
★ プロペラの交換(2004年7月6日 2回目)
前回オークションにてミンコタ製のエレキ用を入手したが取り付け方が不十分で、初回の釣行で使用中に消えてしまった。
再度オークションにて入手しようと探したがどれも5000円程と高く、新品を買っても変わらないぐらいの値段が付いていたので自作する方向で検討を始めた。
しかし結構難しく思うように行かず悩んでいるとき目の前の扇風機が目に付いた。エンジンの船外機のようにパワーが要らないので充分な強度があると判断。
色々探してみた結果金属のハネを使用した扇風機を見つけた。さっそく購入してハネを取り外しエレキに取り付けたところ・・・なんと・・・シャフト径がぴったり。取りあえずスイッチを入れてみると全くブレもせず気持ちよい風が吹きつける。
海の場合抵抗が大きいのでこのままではモーターに相当負荷がかかりそうなので以前のハネの面積を思い出しながらカット。
唯一の難点はひねりが逆なのでバッテリーへの接続を逆にする必要がある。
適当にカットしたので変形しているがかなり小さくなった。
各ハネに3箇所づつ点が見えるが、これは頑丈な骨組みに薄い金属をカシメて止めてある。よってハネのカットを失敗してもカシメを取れば何度でも交換できる。
ハネが大きすぎる場合はカシメをはずして骨組みだけにしてもひねりが入っているので使用出来そうである。
この商品は鉄製なので錆びて茶色になると思うが取りあえず使って様子を見ることにした。