パラシュートアンカー2号
流し釣りの必需品で、「ある」と「無い」とでは釣り易さに大きな差が出ます。
1号は家にあった古い大き目の傘を使用して作りましたが、生地が柔らかすぎ使いづらかったので、2号は工事現場などで使うビニールシート(養生シート)で作り直しました。
開いた時の直径は約1m40cmです。すでに何度も使用していますが充分な機能を発揮しています。
もっと大きいほうが利きも良くなりますが、狭い船内での取りまわしや海水で濡れたパラシュートをミニボート内に取り込むと船内もそれだけベチャベチャになりますので、大きさは使う人の好みに多少依存しそうです。
実際に使用して感じたことは、風がありパラシュートアンカーが効果を出せば出すほどパラシュートアンカーの取り込みに力が要ります。女房の力では引っ張られる力に負けて取り込むことが出来ませんでした。
そこで、取り込み用のロープをペットボトルからボートまでの長さつけておき、取り込む時にこのロープを引けば左手の小指の力でも取り込みできます。単純なことですがつい不精して手間を省くとしんどい目にあってしまいますので、皆さんはぜひ取り付けておいてください。
1号より見た目も良くなり、断然使いやすくなりました。
自己流で作りましたので、専門家から見るとまずい点があるかもしれません。ぜひアドバイスを下さい。
下記に作製方法を記入しておきます。
ビニールシート・・・・1.7m×1.7m
クレモナロープ・・・・5φ×4mを5本
1号ハリス
ビニールシートは厚いとバリバリして使いづらいので、一番薄い柔らかくて安いものを買ってきました。
クレモナロープはもっと細くてもよさそうです。
左図の黒い線が切断線。濃い緑色部分を切り取ります。赤い線は折り曲げ線です。
切り取りの要領は、四つ折りにしてから三角に折ると1カットで全周を切ることが出来ます。
青い線を合わせてミシンで縫います。さらに補強のため、六角形の縁を1センチほど折り全周を縫っておきます。糸は安い1号ハリスを使用しました。30m前後必要です。
黒い丸は、ロープ等を結ぶためのハトメ(丸い穴があいた金属の輪)で、これが最初から付いていますので利用します。切り取った不要なシートのハトメの部分を5センチ角に切り取り、ハトメの無い角に縫い付けます。縫い付けたらハサミの先で穴の中に切り目を入れるとロープを通すことが出来ます。
4mのロープをそれぞれ対角の穴に結び、3本のセンターを合わせて8の字結びを作ります。この輪にロープを結び付けます。
パラシュートがあまり沈み込まないように、先端に小さなペットボトルを結んだ2m程のロープを取り付けます。
さらに、ペットボトルからボートの操船者に届く充分な長さのロープをペットボトルに結び付けておきます。これはパラシュートアンカーの取り込み用となります。風に流されパンパンに張ったパラシュートアンカーもこのロープを引けば全く力を必要とせず簡単に回収できます。
気休めかもしれませんが、六角形の上三箇所に直径3cmの中央に貫通穴のあいた玉浮き、下三箇所に10号のおもりを取り付け、パラシュートが開きやすくしています。