以前はボート釣りを楽しみ、最近は岸釣りがメインです。
釣行記録や実際に行った釣り場の記録を整理しました。
ボート本体、ボートグッズ、魚別の釣り時期など。
最近は岸釣りが出来る場所をあちこち探しています。
   

キャブレターの分解清掃

2000年6月にエンジンの調子が悪くなり、ついに海上でエンジンがかからなくなって牽引してもらう羽目になってしまった。湾内でしかも親切な方が近くに居られたから良かったが、沖合いに出ていたらと思うとゾッとする。
メーカーのトーハツさんに問い合わせた結果、キャブレターのフロートの動きが悪いか、たまたま引っかかってオーバーフローしたと思われる。
この際思い切って自分でキャブレターの分解掃除をやってみる事にした。

必要な道具は、プラスドライバーと10mmのスパナだけで済んだ。

船外機の上部カバーを外すと、下の画像でわかるようにスターターレバーの下あたりにキャブレターがある。

燃料コックが閉まっているのを確認して、ガソリンタンク下の燃料パイプを外す。

プラスドライバーでビスを緩め、スロットルレバーのワイヤーを抜いて外す。

チョークレバーへの連結部は、まず白いプラスチックのストッパーを赤い矢印のように後ろ側に回すように外すと抜ける。

邪魔なものが3つ外れたので、次はエアー吸い込み口のプラスチックのカバーをビス2本緩めて外す。オートバイや車のようにエアーフィルターは無く、直接外気を吸い込むようになっている。
カバーが外れたら10mmのスパナを使って赤い矢印のボルト2本を外すとキャブレター本体が取れる。
キャブレターとエンジンの間に紙のパッキンが入っているので破らないように注意する。この部分はあまり高温にならないのであろうかパッキンがひっ付いて取りにくいということは無かった。

外したキャブレターを下から見た画像です。四隅のネジを4本外すと右の画像のようにフロートが現れます。
このフロートが引っかかってオーバーフローしエンジンがかからなかったと判断したのですが、ゴミやオイルかす等原因らしきものは残っていませんでした。

取り外したキャブレターを並べてみましたが、小さなエンジンなので非常に簡単な構造です。

フロートケースの横に付いている燃料導入部(正式名称はわかりません)もばらして異物混入等調べましたが全く問題無しでした。

下の左の画像は燃料が少なくフロートが下がった状態で、右は上がった状態です。

フロートは矢印の部分を支点にして上下に円弧を描くように動いて油面を調整するようになっていました。
矢印の先にある金色に見える所にピストンのようになった小さなバルブがついています。ここの動きも非常にスムーズでフロートが下がると強制的にバルブを引っ張り開くようになっています。
中央部にある金色の部分に非常に細い穴が明いており、燃料がここを通ってキャブレター内部で霧化されシリンダーに導かれます。この細い穴も他の部分と同様空気入れのノズルを使ってエアーで吹いて清掃しました。

下図はキャブレターをエンジンの反対側、エアー吸いこみ口の運転者側から見た画像です。左から、チョークを完全に引いた状態 ・ 半分引いた状態 ・ 戻した状態です。
チョークと反対側のエンジンに近い方には、ほとんど同じ仕組みのスロットルの弁があります。
右側の画像の中央の暗くなっている円筒の奥の下に、少し頭を出しているノズルがわかりますか?。このノズルが上図の中央の細い穴の先端です。この先端から燃料が霧状に出ます。

全ての個所がスムースに動き、ゴミやオイルの小さなカス?等が無いか点検し、各部をエアーで吹いて清掃。組み付ける時にはウエス等のゴミが残らないように注意して組み付けました。
組み立てはばらした手順と全く反対です。スロットルのワイヤーを止める位置は、スロットルハンドルをいっぱいまで戻した時最後に少し緩みが出る程度にします。自信が無い時は、バラす前にここだけチェックしておく方が良いかもしれません。

組み付けてエンジンをかけてみると一発始動でひと安心しました。

最後に一つ気になった点がありました。キャブレター内の燃料を使いきるまでエンジンを回して保管するように言われていますが、この構造ではどのようにしてもキャブレター内に2分の一から3分の一の燃料が残ります。現実、今回もエンストするまでエンジンを回していましたがフローターの中にたっぷりと燃料が残っていました。完全に燃料を抜くにはフローターケースの下にドレン用のボルトが付いているのでこれを緩めると簡単に空っぽに出来ます。上図のキャブレターを下から見た画像にこのドレンボルトが写っています。