OTG対応 USB変換ケーブル
効果と作成方法

OTG対応 USB変換ケーブルを使用すると、一般的にパソコン用として販売されている USB接続機器がAndroidスマホやタブレットで使用できるようになります。


★OTG USB変換ケーブルを使用すると、たくさんのメリットがあります

★パソコン用で販売されている USB接続タイプの機器を使用する時は、

 下記の2項目の確認が必要になります

スマホやタブレットの MicroUSBが、OTG に対応している必要があります。 アプリ「USB OTG Checker」
 緑色・対応
橙色・未対応
最近のAndroidスマホやタブレットはほとんど対応しているようですが、念のため確認しておいた方が良いと思います。

確認には無料アプリ「USB OTG Checker」を起動し、グリーンのチェックマークが表示されればOKです。
(iPhone や iPad でもOTGケーブルは販売されていますが、接続できるUSB機器が少ないようです)

OTG対応 USB変換ケーブルが必要になります。 OTG対応の USB変換ケーブル
MicroUSB C-Type <-> USBメス
一般的には MicroUSBを 標準USBのメスコネクタに 変換するOTG対応 USB変換ケーブルを使用します。
このOTG対応 USB変換ケーブルは200~400円でネットで販売されています。
USB接続タイプのGamepadをUSB変換ケーブルに接続すれば使用可能となります。
変換ケーブルは2種類あります。
  MicroUSB B-Type <-> USBメス
  MicroUSB C-Type <-> USBメス

★MicroUSB B-Type の OTG変換ケーブルを自作してみました

まずMicroUSB端子の周りのプラスティックと金属カバーをニッパーで剥ぎ取りました。
5個ある端子のうち、4番端子には配線されていません。
 1番・・・電源プラス(赤)
 2番・・・信号線-(白)
 3番・・・信号線+(緑)
 4番・・・空き
 5番・・・電源マイナス(黒)

端子の種類により、並びや番号が異なるようです。
空きの4番端子と配線の色で多少は判断できると思います。
配線側から見た端子番号
4番端子(空き)と5番端子(黒)を短絡させると、 OTG対応ケーブルとなります。

さらに+と-の配線にUSBのオス端子を追加接続し、USBのオス端子をUSB電源に接続すると、外部USB機器へ電源供給ができるので、スマホ本体からの電源供給を抑えることが出来ます。
まず配線の強度を上げるためと、配線間のショートを防ぐためにグルーガンで、配線周りを固めました。
さらにニッパーで剥ぎ取った金属カバーを大まかにかぶせ、この上からもグルーガンで固めました。
見た目は悪いですが、適度な弾力と滑り止め効果もあります。
改造したMicroUSBケーブルと、USBのメス端子を接続し30cmぐらいのOTG対応変換コードにしました。
接続は半田付けで確実に行い、熱収縮チューブでカバーしました。
手持ちのケーブル2本を使って製作しましたが、通販で購入しても200~400円ぐらいで購入できますので、余ったケーブルと時間が無い人は購入した方が得だと思います。


追記・・・スマホへの電源供給を兼ねた OTG対応ケーブル を作成する時は、

4番端子(空き)と5番端子(黒)を短絡ではなく124kΩの抵抗で接続し、さらに+と-の配線にUSBのオス端子を追加接続する。

USBのオス端子を電源に接続するとスマホへの電源供給を兼ねるケーブルとなるようです。

しかし、私が試してもうまく電源供給出来ませんでした。