Dji社製 Phantom 3 Advanced
概要 と 機体・送信機の 各部名称

Phantom 3 の 概要 と 機体・送信機の 各部名称


日本での発売開始は 2015年5月中旬でした。

今まで使っていた Parrot Bebop Drone と比較し、重量が3倍あり形も結構ゴツイので持ち運びが大変そう。

★ メーカーのホームページ http://www.dji.com/jp/product/phantom-3-adv

★実際に使ってみて


●Dji Phantom 3 Advanced の 概要 と 機体・送信機 の 各部名称

ホームページの商品説明を引用いたしました。

(2015年6月の内容をもとに多少追加修正しています)

Dji Phantom 3 Advanced の 概要

UHD: 2.7K

2704 x1520p ビデオタイプの

Advanced

信頼される空撮映像

今までにない明瞭さとスタイルを実現。

湾曲の無いフラットな綺麗な動画を撮影できます。

ブラシレス3軸ジンバルにカメラ搭載。

UHD: 2.7K 2704 x1520p 30 (29.997) や FHD 1920x1080p 60 で ビデオを撮影し、12 メガピクセルの写真をキャプチャーする、完全に統合されたカメラが搭載されています。

HDRやAEB連写の撮影モードも設定できます。

強化されたセンサーにより、過去の空撮カメラよりも明瞭でノイズの少ない、より優れた写真の撮影が可能になります。

撮影の上下角度は、送信機の左肩のダイヤルで調整できるのと、送信機裏のプッシュスイッチを押すと正面と真下をワンタッチで交互に向きを変えられます。

リモートコントローラー

高感度なコントロールスティック、専用ボタンを備え、カスタマイズが可能。

2km 範囲内のコントロールができます。

まったく新しい飛行方法、および Phantom とのインタラクションを提供しています。

手の中に完全に収まる、人間工学に基づいて設計されたこのリモートコントローラーを使用すれば、あなたが望む方法でカメラ付き機体を飛行させることができます。

送信機は、モード1モード2 を下記のアプリ Gji GO で自由に変更できます。

リモートコントローラにスマホ等ワンタッチで取り付けできます

 A を押すと自動でホルダ上部が広がります。

普通サイズのスマホはのツメを立てた状態でセットします。

B を倒すと大きなタブレットの取り付けが出来ます。

タブレットは iPad Retina 9.7インチ(対角) がギリギリ取り付けできました。

パイロットアプリ

DJI GO

無料でダウンロードできます。

2015年8月6日に Ver2 にアップデートされてアプリ名が DJI Pilot から DJI GO に変更になりました。

スマートフォンやタブレットにインストールして使用します。

メニューや項目の表示は日本語表示となります。

スマートフォンを送信機に取り付けて、USBで接続して使用します。

アプリ DJI GOを使用して、機体の完全なコントロールをすることできます。

簡素化され、より直感的なユーザーインターフェイスと多彩な新機能を備えているパイロットアプリは、ユーザーに最高なフライト体験をお届けします。

飛行中にカメラを自由に完全にコントロールができます。

クイックビデオエディター

DJI GO に含まれています。

すばやくビデオを作成して、すぐに共有できるDJI 最新の Director ソフトウェア(内蔵ビデオエディター)を使用して、フライトから最高の瞬間を選択し、音楽やテキストなどを加えて、完全なビデオを作成することができます。

YouTube ライブストリーミング

DJI GO に含まれています。

飛行中に、友達やその他のユーザーに、YouTube を通じてライブでビューを共有することができます。

誰でもフライトを体験、観察、コメントすることができます。

そしてほぼリアルタイムで御自身の体験を共有できるようになりました。

インタラクティブ

フライトシミュレーター

Dji GO に含まれています。

実際に飛ばさずに、飛行スキルを練習して上達させましょう。

付属のフライトシミュレーターを使用して、安全な管理された仮想環境で、 リモートコントローラーを使って、 Phantom 3 の飛行体験をシミュレーションすることができます。

フライトログ

DJI GO に含まれています。

時刻と持続時間を含む過去のフライトの記録をレビューできるほか、撮影した写真や録画したビデオのプレビューも確認できます。

進捗状況をトラッキングして、過去のフライトをすべて記録します。

ライブ HD ビュー

飛行中の機体から送られてきたリアルタイム映像

DJI GO に含まれています。

2kmを超える距離から、リアルタイムに送られてくる、世界の新しい映像を体験してください。

この映像を見ながら操縦(FPV)が出来ます。

スマートフォンやタブレットに接続するだけで、飛行中にカメラが撮影する全ての物の映像(720p HD )がライブで表示されます。

このイマーシブな映像は、非常に明瞭で、ユーザーは、完璧なショットを取得し、独自の方法で飛行を体験することができます。

最高のもののみを求めるプロのカメラマンとフォトグラファーが
DJI Lightbridge 画像伝送テクノロジーを利用してライブビューを作ることが可能になります。

飛行している風景はすべてHD で見られますので、地面を離れることなく、空中にいることがどのようなものかを感じられます。

GPS と GLONASS

位置情報

Phantom 3 を見失うことは決してありません。

GPS と GLONASS を組み合わせることで、Phantom 3 は現在位置とユーザーとの関係を完全に把握します。

より精密にホバリングし、より正確に移動し、より速くGPS衛星に接続します。

DJI GO アプリを介して、ライブマップでカメラ位置をトラッキングし、離陸地点を記録できるので、指でタップするだけで手元に戻ってきます。

IMU

慣性測定ユニット

Phantom 3 が安定した状態で、ユーザーが希望する方法で飛行できるようにしているのは、慣性測定ユニットです。

このユニットは内部に 6 軸のジャイロスコープと加速度計を備えており、傾斜や動きに変化があった場合には、微細な変化であっても記録して伝達します。

常時稼働しており、ほんの少しの変化でも検出して自動的に調整します。

ESC

電子速度コントローラー

モーターの速度はフライトにとって非常に重要であり、各モーターは電子速度コントローラーによって個別に管理されています。

ESC は、重要なモーターの速度に関する情報をメインコントローラーに送信するだけでなく、ユーザーの入力に基づいてモーターにコマンドを送り返します。

この絶え間ない通信により、お使いの Phantom が飛行中に安定性を保つことができます。

さらに、滑らかなパンから急速な加速にいたるまでのあらゆるフライト動作を達成することができます

ビジョンポジショニング

(機体の底面)

ビジョンポジショニングテクノロジーにより、室内または地面に近い場所で、GPS のないエリアで飛行することができます。

機体の底面にあるカメラおよび超音波センサーが地面のパターンをスキャンし、その位置を特定して、正確に移動することを可能にします。

このお陰で室内でのホバリングも非常に安定します。

左画像の黒い2個の丸が超音波センサー、少し上の小さい丸がビジョン(単眼の小型カメラ)

自動離陸

(パイロットアプリ)

DJI GO アプリでの 1 回のタップで、Phantom 3 は、モーターをオンにし、事前に設定された高さまで自動離陸します。

その後、Phantom 3 は、ユーザーが次の場所を指示するまで、所定の位置に完全にホバリングします。

自動帰還

Smart RTH

離陸の時点でGPS電波を捕らえている場合、Phantom 3 は、離陸した正確な場所を記憶します。

飛行機のフライト中はどこを飛行中でも、自動帰還ボタンをタップすると、離陸地点(ホーム)に自動的に帰還します。

但し機体までの距離が20m以内の時はその場に着陸するので注意。

戻る途中、障害物に当たらないようにRTHの高度を事前設定しておきます。

ローバッテリー

Low Battery RTH

離陸の時点でGPS電波を捕らえている場合。

インテリジェントフライトバッテリーが少なくなった場合、機体は、自動的に離陸地点に戻り、安全に着陸します。

安全に帰ってこれるギリギリのバッテリー容量と判断された場合に、自動的に戻ることができるのでさらに安心して飛行させることができます。

Low Battery RTHが起動すると、10秒間カウントダウンが始まるので、その場近くに着陸させられるならRTHボタンを押してキャンセルします。

そのままRTHの機能を利用して戻らせる場合は、そのままにすると自動的にRTHが始まります。

戻る途中、障害物に当たらないようにRTHの高度を事前設定しておきます。

フェールセーフ

Failsafe RTH

離陸の時点でGPS電波を捕らえている場合。

リモートコントローラーと機体の信号が一時的にでも切断された場合に、自動的にRTHが実行されます。
ただし、リモートコントローラーと機体が再接続した場合はRTHの操作は中断されます。

自動操縦アプリを使用している場合は、動作が異なりますので各アプリを確認してください。

戻る途中、障害物に当たらないようにRTHの高度を事前設定しておきます。

インテリジェント

オリエンテーション

コントロール

(IOC)

(インテリジェント フライト モード)

離陸の時点でGPS電波を捕らえている場合。

IOCにより、複数の方法で機体の向きを固定して飛ばすことが可能になります。

DJI GO アプリからIOCモードを選択することが出来ます。簡単な説明は下記の様な感じです。

コースロック(CL) 事前に設定しておくと、現在の機首の向きにかかわらず機体を設定された前進後進方向に操作可能

ホームロック(HL) 送信機のスティックを後進にするだけで出発点に引き換えします

フォローミー(Follow Me) 自分が送信機を持って移動すると、指定した高度で追いかけてきて自分を空撮してくれます。

ポイントオブインタレスト(POI) 指定した対象物を中心にその回りを旋回しながら対象物を撮影。

ウェイポイント・ナビゲーション(Waypoint) 機体の飛行経路を設定し、カメラの操作(パンやチルト)を任意で行え、映画のような映像が撮影可能

非常に便利で役に立つ機能なので詳しく説明しています。

インテリジェントバッテリー

より高い電圧、よい多くのエネルギー、より大きな電力が組み合わさり、ユーザーに大きく向上したフライト体験を提供します。

このアップグレードされたインテリジェントフライトバッテリーには、内蔵センサーがあり、ユーザーにリアルタイムでバッテリーの状態を知らせるため、ユーザーは常にどのくらいの時間飛行を継続できるか、およびいつ充電する必要があるかを把握ことができます。

充電時は内部でバランスチャージとして充電する。

指定された日数使用しないと自動放電をしてバッテリーを保護。

2015年12月に Dji よりバッテリーに関する注意事項のメールが来た。

気温が15度以下ではバッテリーの性能が低下する。

電圧が3Vより下がると、バッテリーを維持するために設計された放電保護システムが働き、極端な場合はバッテリーの遮断を引き起こしかねない。

これを防ぐ為に以下のことを実施する。

1.飛行前にバッテリを完全に充電する。

2.飛行前にバッテリーヒーター等を使って、バッテリーを25度以上に暖めておく。

3.1分間ほどホバリングをしてバッテリーを暖める。

4.Dji Go の「設定」の「バッテリー設置」画面を開き、バッテリ電圧が3.2Vを下回った場合は飛行を続行しないようにする。

SDK の開発

DJI ソフトウェア開発キットを使用して、独自のアプリを開発することが可能です。

Phantom 3 のプラットフォームは、完全にオープンで、アプリをプログラムすることができます。

●機体・送信機 の 各部名称

説明書から抜粋しています。