★2009年10月15日 丹後半島西部  

釣果

アコウ3、ガシラ2、小鯵多数

持って行った餌

オキアミ、アミエビ、冷凍小鯵

天候

天気は晴れ。
波高0.5m予報。しかし2m前後の大きなうねり。

今年2度目の超久しぶりの釣行が実現・・・・なんて大げさなぐらい楽しみにしていた。
釣具の準備や天気予報の確認等今まで以上に丹念に実施。

しかし前回の釣行からだいぶ間が空いたので少し心配になり前日エンジンをかけて見た。
あぁぁ・・・・事前チェックしてよかった・・・・・。バッテリーが上がっていてセルを回すとググッといったきりウンともスンともいわない。
すぐ充電器をつないで充電開始。もっと早く確認していれば慌てずに済んだのに!
1時間後セルを3~4回して見るとエンジンスタート。エンジンがかかることが確認できたので充電続行。

夜9時過ぎに自宅を出発。今回は弁当を作ってもらったので途中で餌を買えばOK。
夜2時前に釣り場近くの駐車場に到着。海から結構大きな波が打ち寄せる音が聞こえる。風も多少あり心配だが素直にすぐ車中泊。

朝目が覚めたのはいつもと同様8時半・・・・朝食を済ませ出航準備が出来たのが・・・・10時!
のんびりスロー・スタートでマイペース。

海上は予報どおり波高は0.5mだが、少し岸から離れると お・お・き・な うねりが・・・・怖そう。

しかも久しぶりの操船なので、ボートの左右の揺れや追い波への対処に必死。速度を上げると大きなうねりのどてっ腹に突っ込むし、速度を落とすと追い波に遊ばれてしまい操船が不安定に・・・・。
しかし大阪湾のような三角波が前後左右から押し寄せるというような状態では無いので、なれている人にとってはなんでもないことかもしれない。

どうにか餌用の小鯵釣り場に到着。アミカゴにアミエビをいれようと下を向くと「オエッ」・・・・・・・・。

やばっ。船酔いだぁ。良く考えて見ると・・・考えなくても同じだが・・・酔い止め薬を飲んでいない!
気が付いたので慌てて飲んだ。船酔いには実績のある「アネロンニスキャップ」。でもこんな状態で飲んだことは無く、いつもは朝目が覚めたらすぐ飲んでいた。

船酔いが治らない。小鯵は面白いように2連3連で釣れるので最高なのだが気分が乗らない。
少し大きめだが20匹ほど確保したところで釣りポイントへ移動開始。

ボートが走っている間は少しましだが止まると「オエッ」。いつもは感じない4サイクルエンジンの僅かな排気ガスのにおいでも気分が悪くなる。
楽しみにしていた釣行・・・・もう少し時間が経てば薬が効いてくる・・・・辛抱辛抱

私とは違って元気な小鯵をやっと針に付け投入。こんな状態なので竿を手に持ってあたりを待つのがしんどいので竿かけにのせ、遠くに目をやり 「もう治る、もう治る」 と呪文を唱えていた。

船の周りを見ると直径が1m弱もありそうな茶色いお化け越前くらげがたくさんフワフワしている。
時々釣り糸にネバネバが付きいやな感じ。漁師さんも困っているようだ。

しばらくすると竿先にあたりらしき動きがでたので竿を手にとってあたりをきくこともせず、いきなりあわせてしまったが、なんと魚の手ごたえが。

電動リールであることも忘れ一生懸命リールを巻くとアコウがガボッと海面から顔を出した。タモに納めて一安心。

この後1時間半、船酔いと戦いながらアコウやガシラを追加。

しかし我慢もここまで。
ついにギブアップで11時半に一旦上陸

上陸して寸法を測って見ると40cm弱ある。
いつもなら船上で、少なくともここで大喜びするはずであるが、今回はその感情が起こる前に車の中で「グッー」。


午後2時半頃目が覚め気分がだいぶ良くなった。まだ不完全燃焼なのでもう一度挑戦したくなり、思い切って出航。
今考えるとあの体調でよく再出航したものだ!。

午前中と同じ場所で再度小鯵を確保し、釣りポイントも同じ場所。
釣りを続けたいが波に揺られだすとまた同じ症状がでだしたので30分粘って諦めた

竿を持つと針が根掛かりし最悪。道糸を持って思いっきり引くと外れたので巻きとり。
しかし竿が少し曲がっていて重い。リールを巻いていると時々グッーと重くなる。海中を見ると茶色い大きな座布団のようなものが見える。
あぁぁぁっ・・・お化け越前くらげが道糸に絡んでるっ。

体調が最悪の時は、釣りの最後まで最悪な状態が続くのか・・・・!

ところがどっこい、手元にたぐり寄せると、かばっと・・・超デカイ ひらめが・・・海面から飛び出した。

慌てて一生懸命たぐりよせタモにいれると魚が大きすぎタモから半分はみ出し、ズルっと落ちる。フワフワした頭の状態で何度すくってもタモからはみ出し、ついにひらめが暴れだした。

海中に向かってグイッ グイッともぐり始め、アホな私はこれを引き上げようとひっしに竿を立てていた。
冷静に考えると当然の結果であるが・・・・ハリス切れ・・・・ぼう然。

タモの大きさは直径50cm。今まで小さいと感じたことは無かったがこれですくえないほど大きなひらめを逃がすとはなんたる失態
でも船酔いせず元気だったらこんな釣り方をしないのでこのひらめに出会うことは無かったかも。
と自分に言い聞かせ諦めたつもり・・・・

今年もう一度釣行出来るかどうかわからないが、釣りは「楽しい」・・・・「くやしい」
「くやしい」思いをしても良いからもっと釣りには行きたい。

今回も女房が料理の下ごしらえ中に慌てて写真を撮った。アコウの刺身はいつ食べても美味しい。