自分で育てている果物の作業記録を整理。
鉢植えをメインに果物を育てています。
各品種の特徴や、剪定方法をまとめました。
不精な私に便利な「自動水やり機」の紹介もしています。
   

ぶどう 特徴・剪定・育て方

これは色々な資料から得た内容を
自分がわかり易いように、勝手に自分流にアレンジしております。

鉢植えを基本に整理しております。


特徴

鉢植えブドウを育てるためには日当たりと水はけがよく、一文字や行燈仕立てにして栽培します。

ブドウは少雨で温暖な気候を好み、石灰分のある土壌が栽培に適しています。

ぶどうは乾燥に強い果樹です。普段は乾かし気味に管理してください。

実の品質を上げるには、6~7月は多めに水やりして果実を大きくし、逆に7~9月は乾燥気味にして糖度を高めます。


実のつきかた

去年伸びた新梢の節から、今年伸びた新梢に果実が付きます。


落葉後の剪定・・・・・12月~1月

落葉後にその年に伸びた新梢を2芽残して切りつめ(短梢剪定)、強い枝は4~8芽残して長めに剪定(長梢剪定)します。 枝の付け根の基底芽は数えません。
ここから伸びた新梢に実をつけてくれます。(これを毎年繰り返します)

  • 樹勢の弱い品種は短梢剪定・・・デラウェア・シャインマスカット
  • 樹勢の強い品種は長梢剪定・・・巨峰・ピオーネ
  • 具体的な短梢剪定方法ジャンプ  巨峰やピオーネも短梢剪定に 似た方法で剪定しています

ただし、幹と同じぐらい太い新梢はたくさんの養分を消費し全体の成長に影響し実に養分が行かなくなるので付け根から剪定することがあります。

樹勢が強く花芽が付かなかった場合は、込み合った枝を間引き、6~7芽残して長めに剪定します。


春の整枝・・・・・4月の中旬ごろ

生育の良い新梢を4~6本ぐらい残し、他は切り取る。
残して伸びた新梢は5月中旬ごろあんどんにそって誘引する。

これは植えて3年目ぐらいの木を例にしているので、残す新梢の数は木の大きさにより判断する。

色々調べてみると、主枝1mにつき約10本の新梢を残すのが多いようです。


巻きひげの整理

こまめにすべて取り除く。
巻きひけを取り除く理由は、 ひげが硬くからまりつくので、剪定時などに取り除くのが大変な作業となる。
ひげをそのままにしておくと、病害虫の越冬場所として利用されてしまう。


摘心 (これ以上伸びないように枝の先端をカットする)・・・・・5月中旬ごろ

葉の数は、花穂の次の葉から数えます。 脇芽の葉も含め、葉を12枚程残して摘心してしまいます。
摘心は先端の未展葉部分を軽くもんで摘み取ります。

実がついている枝は葉が8~9枚で摘心し養分が実に行くようにします。

巨峰の場合は、樹勢が強いので60㎝以上伸びている新梢は、誘引や摘房時に先端の未展葉部分を軽く摘心し、勢力をおさえる。

シャインマスカットの場合は、本葉6枚と副梢は葉1枚づつにして合計12枚。
但し着果付近から基部側の副梢は葉2~3枚残します。シャインマスカットは基部側の副梢が少ないと果粒が小さくなるようです。

ひょろひょろの新梢の場合は1枝に葉を6枚ぐらいにすると実が大きくなります。

実を大きく育てる為に、実をつけない新梢も同様に摘心して余分な養分が行かないようにする。

樹勢の強い枝は水平に誘引して、他の枝の樹勢と合わせるようにします。


花穂の整形1回目・・・・・開花直前~開花が始まるまでに実施

花穂の整形2回目・・・・・2回目のジベレリン処理前に実施


ジベレリン処理 (種無し処理)・・・・・5月14日~6月

ジベレリン溶液については参考資料にまとめています
溶液を使い切らずに残った場合の保存期間は、
安全を見て3~4日ぐらいが無難かもしれません。


ブドウの満開とは
花穂が80%ほど開花した頃から満開までのことを言うそうです。


●巨峰 と ピオーネ と シャインマスカット の ジベレリン処理は

  1. 1回目の処理は花穂が80%ほど開花した頃~満開3日後くらいにジベレリンの25ppm溶液を入れたカップに花穂を浸します。 そうすると種無しになります。
    夕方の乾燥しづらい時期に実施します。噴霧器を使う時は展着剤を混ぜて使います。
  2. 2回目の処理は満開から10~15日後に処理すると果実の肥大が促進されます。
    2回目の処理は高温期を避け、薬剤の水滴をしっかり切りサビ果が出ないように乾燥します。

●デラウエア の ジベレリン処理は

  1. 1回目の処理は種有りの開花の14日前くらいにジベレリンの100ppm溶液を入れたカップに花穂を浸します。 そうすると種無しになります。
    夕方の乾燥しづらい時期に実施します。

    1房目の葉を3枚目、2房目の葉を4枚目と数え、葉の枚数が10枚が適期。
    房の青みが少し無くなり、黄色くなり始めの頃のようです。

    処理時期があえば、1回目のジベレリンの5日後ぐらいから花が咲き始めるようです。
    ジベレリン処理をすると開花時期が早くなるようです。

    (過去の結果)
    • 2014年までは5月14日~16日に実施したが、花は咲くが全く実がつかなかった。
    • 2017年は5月22日に実施したが、結果は遅すぎ全て種有りとなりました。
      処理をした房も、していない房も25日に満開となりました。
    • 2018年は5月15日に実施。20日頃に満開となりました。
      結果は種有りとなりました。
  2. 2回目の処理は満開の 10日後に行います。
    2回目の処理は高温期を避け、薬剤の水滴を切りサビ果が出ないように乾燥します。


摘果・摘粒 (房の中の果粒を間引きする)

粒がいくつかまとまって生じている部分(支梗)を1車と言います。

巨峰、ピオーネ、シャインマスカットは2回目のジベレリン処理前に房の長さを10cmぐらいにする。

房の先端は切り詰めずに先端部分をメインとした房作りをします。およそ15車前後残します。

実が大豆ぐらいの大きさになったら、変形の粒や小さな不要な粒を間引いて粒の間を空け、45~50粒程度にし、房型良く、粒が十分に大きくなっても干渉しないように調整します。

お互いの粒が大きくなっても干渉しないように、房の上部は下向きの粒を、中央部は上下向きの粒を、下部は上向きの粒を間引くそうです。 最終的に35~40粒が目安です。

デラウエアは変形の粒や小さな不要な粒を間引く程度で特に必要ないそうです。


摘房 (多すぎる果実の房を取り除く)・・・・・6月ごろ

残す房の数はブドウの品質などにより異なるが、良質の果実になるほど少なくする傾向にある。

摘房の時期 は6月頃。

ブドウの場合は花が咲いても実がならないケースもあるので、実がなるのを確認してから行なう

1つの房に必要な葉の枚数の目安は、10枚~15枚といわれている。

巨峰、ピオーネ、シャインマスカットは1新梢1房を原則とし、強い新梢で2房、30㎝以下の弱い枝ではカラ枝とする。

残す花穂は、第1、2花穂を問わず、穂軸がスラットしてシッカリしたものを残す
第1、第2花穂も同じであれば、第2花穂を残す。

デラウエアでは2房~3房。

デラウエアは、幹に近い1房目は摘房し、2房目と3房目を残すやり方が多い。


収穫・・・・・早朝に実施

ぶどうの房は枝に近いほうから熟してくるので、房の先端の実を食べてみて美味しかったら収穫します。

収穫作業は、早朝に行います。

昼に収穫するとぶどうが傷みやすいそうです。


挿し木で増やす方法

5月~6月頃に不要な枝をカットし4芽分を使用します。挿し木すると簡単に発根します。

冬の剪定時にカットした枝を使う時は、乾燥しないように一度水に浸け新聞紙のような紙にまいて乾燥しないようにビニール袋にいれ冷蔵庫で保存。3月頃に挿し木します。

挿し木用の枝の先端方向の芽の上10mmぐらいでカット。3芽残し3芽目の下20mmぐらいの部分を斜めにカットします。

2芽を地表に出し、1芽を地中に埋めます。 地中に埋める芽の部分は切除しておきます。

地中に埋める時枝に傷をつけないために、事前に何かで穴をあけておきます。

使用する土を調べると色々使われているようです。水はけのよい土であれば良いそうです。

  • 赤玉土(小)のみを使用する
  • 赤玉土と花の土を半々に混ぜて使用する
  • 鹿沼土8に培養土2を混ぜて使用する

ぶどうの具体的な剪定方法(短梢剪定)

結果枝の毎年の短梢剪定と、結果母枝の更新方法を図解しています。

  (注意)実をつけない枝は図解を省略していますので注意してください。

鉢植えの行灯仕立てでも垣根に誘引する場合でも要領は同じなので、その場に応じてアレンジしています。

樹勢が強い巨峰等は長梢剪定が向いているらしいのですが、手入れが難しいので短梢剪定にしています。

色々なホームページを参考にさせていただき、実際に役立っている内容を忘れないようにピックアップさせていただきました。


鉢植えの場合は行灯に巻きつけた状態で下記の剪定を行います。

巨峰を例に記入しておりますが、例えばデラウエアの場合は
1房に対し葉が20枚必要となりますので、内容を置き換えて応用してください。  
植え付け時(冬)
植え付けが完了したら3~5芽残して切り詰めます。

最初は切り詰めるのに躊躇しますが
切り詰めないと勢いのある枝を
作ることが出来ません。
植え付け1年目(初夏~夏)
元気な枝を1本残し1~1.5mぐらいで
行灯に巻きつけるように誘引していきます。

成長に合わせ徐々に誘引していかないと
冬場に誘引しようとしても硬くて思うように
誘引できませんでした。

植え付け2年目(春~初夏)
画像の茶色のまっすぐ伸びた枝が主枝で
緑色の枝が新梢です。

この場合主枝(茶色)が結果母枝となります。

この新梢(緑)が結果枝でこれに果実ができます。

新梢は主枝1m当たり10本程度残します。

最初の年は半分ぐらいの方が良いかもしれません。

植え付け2年目(初夏~夏)
樹勢の強い巨峰などでは
新梢に葉を約10枚残して摘心してしまいます。

更に発生する腋芽はかきとります。

新梢3本に対し果実1房が目安です。

(1房に対し葉が30枚必要な為)
植え付け2年目(冬)
結果枝(緑)の基部から2芽残し
3芽の節を切る。
(基底芽は数えない)
この時点で結果枝は結果母枝になります。



植え付け3年目(初夏~夏)
結果母枝(緑)から結果枝(青)が発生し
果実を付けます。

前年同様、樹勢の強い巨峰などでは
新梢に葉を約10枚残して摘心してしまいます。

その他の枝も同様です。

植え付け3年目(冬)
植え付け2年目と同様に
結果枝(青)の基部から2芽残し
3芽の節を切る。
(基底芽は数えない)

植え付け4年目以降(冬)
2~3年目と同じ事を繰り返します。

主枝には毎年残した芽の数だけ
その時の結果母枝が積み重なって
伸びていきます。

植え付け4年目以降(春~初夏)
(左の画像は6年目)
これを数年間繰り返していると
結果母枝が積み重なって
手入れがやりづらくなります。

そこで主枝に出た新梢を芽掻きせずに
更新用の枝として伸ばしておきます。

植え付け4年目以降(冬)
今までの結果母枝は付け根から切り取り
更新用として伸ばした枝を2芽残して剪定し
新しい結果母枝(ピンク)とします。

これで当初と同じ状態となり
手入れもしやすくなります。